2018年08月29日
「反面教師」から子育てを学ぶ!親の願いは自分のコピーにはなって欲しくない!
「ばばあ2」
何処の親でも、自分の悪い所は子供に受け継いで欲しくないと願うのが親心です。どうしたら、受け継がないのでしょう。
前回の題材はあえて「子は親の鏡」で記事を書きました。それは、今回の「反面教師」に育てるための序章になるのではないかと思いました。では、反面教師として育っている子供達はどのような子供なのでしょう。語源から調べていきます。
1.「反面教師」の意味
よく耳にしますが、どのような意味なのか皆さんはご存じでしょうか?実際の意味について調べてみました。
反面教師(はんめんきょうし)とは、反省の材料となるような人や事例を指す。中国共産党中央委員会主席の毛沢東により発案された言葉で、中国語の原語では「反面教员」である。
日本の似たような諺に「人のふり見て我がふり直せ」というものがあるが、毛沢東の原典ではさらに詳細な意図が語られている。「絶対に真似したくない」と思わせる教育方法を指すこともある。
引用 Wikipedia
2.「反面教師」の実用例
引用 天安門Wikipedia
下記の言葉は実際に毛沢東が演説で使用した言葉です。
概要[編集]
組織内などに劣悪な者や間違った者がいたならば、余程の酷い状態でない限り、敢えてこれを矯正したり除外するのではなく、組織内に留め、地位や権限を与えない閑職にさせて、他の構成員にその醜態を見せ付ける事で類似した者の増殖を防ぐ、という目的で利用することを指す。1957年に行われた演説で最初に使われたとされている。
毛沢東は間違った組織を反面教師を用いた上で正しい方向に導いていくということについても説いた。毛沢東が言うには間違った組織というのは少数の間違った人物が中心となって構成されていることから組織全体が間違った状態になっており、大多数はこのことから間違った行いをするようになっているというわけである。この場合には中心にいる少数の間違った人物を孤立させた上で、その他大多数に対しては正しい教育を施すということで大部分の構成員は正しい状態へと導かれて行く。そして中心にいた間違った人物のことを反面教師と判断するようになることから組織は発展するというわけである。毛沢東は当時に広く行われていた間違った指導者を排除するということで組織を正しい方向に導くという政策を批判した。毛沢東が言うには間違った指導者であったからこそ、それが反面教師となった場合に大きな効果が期待できるというわけである。
引用 Wikipedia
日本では四字熟語であり、そんなに古くからある言葉ではなかったのです。そして、事の始まりは中国の毛沢東の演説が語源の始まりでした。内容を調べてみると意外でしたね、当たり前に使っていました。
3.「反面教師」から子育てを学ぶ
では、どのようにすれば自分の悪い面は受け継がないのでしょう。そこで前回の「子は親の鏡」がキーワードになるのです。
子供は親を見て育つのです。そして、子供は敏感に感情を察知するのです。では自分の悪い面を見せなかったらどうなのでしょうか?
・親がネガティブな言葉を発したり、親同士が喧嘩したり、汚い言葉を使うと空気が悪くなると子供は敏感に察知するのです。子供は親の言葉を素直に受け入れるのです。しかし、子供は悲しい気持ちなったりした場合は意識を変えようとするそうです。
・親の言葉や行動は子供の脳にどんどん吸収されていきます。親を「反面教師」にするには子供自身の努力と相当の意識を必要とします。
・特に重要なのは親の言うことは聞かなくても「行動」は真似をするのです。両親が本を読むのが習慣なら、子供もいずれ本を読むようになります。両親が勉強家であればその姿を見て子供も勉強の大切さを知ります。
・辛いときでも顔に出さず笑っている親の子供は辛くても笑顔でいるそうです。
上記の様に子供は勝手に「反面教師」になるのではなく、「子供自身の努力」「子供自身の決意」がそうせるようです。
4.「反面教師」に親が学ぶ
価値観は人それぞれで、自分では考えもつかない言動を言ったり、行動を起こしたりする人がいます。そのような場合は、自分がそうならないように「反面教師」として教えてくれる人だと思うことが重要なようです。
自分自身を精神的に成長させてくれるのが「反面教師」なのです。ですから親自身が逃げずに相手と向き合い、自分自身を磨くことが子供にとって学ぶべき親になるのです。
余談ですが、「反面教師」を調べていてわかった事は人(子供)を育てる基本は「自分が人の見本になれるかどうか」が重要で、自分に出来ない事を子供に求めるのではなく、まずは自分自身を育てる事が優秀な子供の育て方だそうです。
まとめ
・反面教師の意味は中国の毛沢東が言った言葉で日本の「人のふり見て我がふり直せ」と同じ意味
・反面教師は四字熟語であり、古くからある言葉ではない
・反面教師から子育てを親は学びネガティブな言葉や行動をおこさない
・反面教師に子供は育つのではなく、子供が決意して決める
・反面教師に見習う親が優秀な子をそだてる
上記の様に「反面教師」は親が育てていると勘違いしていたのですが、親の嫌な面をみてこどもが決意してなるのが「反面教師」なのです。親の行動が子供をそうさせるのです。
親は子供に努力もせずにお金を出すだけでは、子供は努力しません。いくら道具がそろっても子供は努力しないのです。親が出来ない努力を子供に要求しても、子供には届かず、努力しない親の子供は努力しないのです。耳の痛い話ですが事実なのです。
合わせて「子は親の鏡」もご参考にしてください。
当店 金券ショップ犬山HP
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