2016年03月24日
最後?だったら看取ってやるよ213
タマガミ戦後
「女性が事切れると 周囲に満ちていた
異様な気配が薄れていく…」
ヒロシ
「終わった…のかい?」
お前まだ居たの?w
老人の声
「左様 過去の妄念はいま消えた」
ヒロシ
「…アンタら いつも急に現れるねえ
危ないって時には出て来ないクセに」
憂国の徒
「フン 何とでも言うがいい
ワシらはもう現に触れてはならんのだ」
「…25年前に歪んでしまった
タマガミ先生の思念のようにな」
ヒロシ
「歪んだ…ねぇ
案外 本音だったんじゃないかい?」
憂国の徒
「そ そんなことないよ…!
せ 先生は…」
「よしなさい
…もう誰にも分からない事なのだから」
「………」
「言葉を失くした小柄な老人に代わり
老紳士が深くヒロシに頭を垂れた」
憂国の徒
「私たちが何を信じていたとしても
多くの人を傷つけたのは事実だ」
「ヒロシ君
君にはいくら詫びても足りない」
ヒロシ
「…もういいって
ノアも見つかったしね」
「ずっと半信半疑だったけども…
こうやって決着がついたんだ」
「僕ァ それで十分だよ」
憂国の徒
「さて…
ワシらもケジメをつけようか」
「憂国の徒はタマガミの脳が入った瓶を囲み
静かに目を閉じる」
憂国の徒
「…私達は かつて過ちを犯した」
「自らの頭で思考することなく
ただ誘惑されるまま一線を越えた」
「そ そうすることで…何が起きるのか
し 調べることも 出来たはずだった」
「で でも…僕らは見ないふりをした
む 無限発電炉さえあれば大丈夫って…」
「か 開発するための犠牲も…わす…
…ううっ」
「自らが信ずる正義のために
我々は多くの人を踏みつけにした」
「これが償いになるとは思わぬが…」
「私たちの後始末も これで終わり
ノア君が最後の被験体だ」
「タマガミ先生…さようなら」
「老人たちは ガラス瓶に向かって
杖を打ちおろした」
ヒロシ
「…これで おしまいかぁ」
「ねえ お願いがあるんだけどさ
ノアの身体は僕が預かっていいかい?」
憂国の徒
「そ それは構わないけど…どうするの?」
ヒロシ
「綺麗な所で休ませてあげたいんだ」
「あんなヒドい裁判に振り回された挙句
国防兵器なんて実験に巻き込まれて…」
「…僕ぁ この子に少しくらい
ゆっくりして欲しくってね」
憂国の徒
「そうだったな 君は彼女と…」
ヒロシ
「よしてくれよ こんなおじいちゃんじゃ
彼女に釣り合わないでしょ」
「…肝心なときに 守れなかったような
バカなおじいちゃんじゃ 尚更さ」
「じゃあね ナナシちゃん
…僕の代わりに ありがとう」
「ヒロシは女性の身体を抱き上げ
その場から立ち去った…」
「ふと気付くと 知らぬ間に
憂国の徒の姿が消えている」
「…どうやら彼らも
いずこかに立ち去ったようだ」
クリアした瞬間にまたチャレンジクエストが…
「遺体の行方」?
盗難か復活かどっちかだな(適当)
それにしてもネトゲみたいなクエスト形式だと
こういう興醒め状態に出くわすケースが思いの他多いよなぁ…
まあ作る方は楽なんだろうけど余韻も糞も有ったもんじゃないぜw
「女性が事切れると 周囲に満ちていた
異様な気配が薄れていく…」
ヒロシ
「終わった…のかい?」
お前まだ居たの?w
老人の声
「左様 過去の妄念はいま消えた」
ヒロシ
「…アンタら いつも急に現れるねえ
危ないって時には出て来ないクセに」
憂国の徒
「フン 何とでも言うがいい
ワシらはもう現に触れてはならんのだ」
「…25年前に歪んでしまった
タマガミ先生の思念のようにな」
ヒロシ
「歪んだ…ねぇ
案外 本音だったんじゃないかい?」
憂国の徒
「そ そんなことないよ…!
せ 先生は…」
「よしなさい
…もう誰にも分からない事なのだから」
「………」
「言葉を失くした小柄な老人に代わり
老紳士が深くヒロシに頭を垂れた」
憂国の徒
「私たちが何を信じていたとしても
多くの人を傷つけたのは事実だ」
「ヒロシ君
君にはいくら詫びても足りない」
ヒロシ
「…もういいって
ノアも見つかったしね」
「ずっと半信半疑だったけども…
こうやって決着がついたんだ」
「僕ァ それで十分だよ」
憂国の徒
「さて…
ワシらもケジメをつけようか」
「憂国の徒はタマガミの脳が入った瓶を囲み
静かに目を閉じる」
憂国の徒
「…私達は かつて過ちを犯した」
「自らの頭で思考することなく
ただ誘惑されるまま一線を越えた」
「そ そうすることで…何が起きるのか
し 調べることも 出来たはずだった」
「で でも…僕らは見ないふりをした
む 無限発電炉さえあれば大丈夫って…」
「か 開発するための犠牲も…わす…
…ううっ」
「自らが信ずる正義のために
我々は多くの人を踏みつけにした」
「これが償いになるとは思わぬが…」
「私たちの後始末も これで終わり
ノア君が最後の被験体だ」
「タマガミ先生…さようなら」
「老人たちは ガラス瓶に向かって
杖を打ちおろした」
ヒロシ
「…これで おしまいかぁ」
「ねえ お願いがあるんだけどさ
ノアの身体は僕が預かっていいかい?」
憂国の徒
「そ それは構わないけど…どうするの?」
ヒロシ
「綺麗な所で休ませてあげたいんだ」
「あんなヒドい裁判に振り回された挙句
国防兵器なんて実験に巻き込まれて…」
「…僕ぁ この子に少しくらい
ゆっくりして欲しくってね」
憂国の徒
「そうだったな 君は彼女と…」
ヒロシ
「よしてくれよ こんなおじいちゃんじゃ
彼女に釣り合わないでしょ」
「…肝心なときに 守れなかったような
バカなおじいちゃんじゃ 尚更さ」
「じゃあね ナナシちゃん
…僕の代わりに ありがとう」
「ヒロシは女性の身体を抱き上げ
その場から立ち去った…」
「ふと気付くと 知らぬ間に
憂国の徒の姿が消えている」
「…どうやら彼らも
いずこかに立ち去ったようだ」
クリアした瞬間にまたチャレンジクエストが…
「遺体の行方」?
盗難か復活かどっちかだな(適当)
それにしてもネトゲみたいなクエスト形式だと
こういう興醒め状態に出くわすケースが思いの他多いよなぁ…
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