2012年12月22日
遺跡の発掘(5)
昨日で今年の発掘作業が終了しました。
現在は人の背丈ぐらいの深さまで掘り下げています。
今日も昨年の第1期発掘調査の紹介をさせていただきます。

写真は第1期の調査区域全景で、約2千数百年前の平面です。
平面上には、人が運んできたであろう河原石が点在していていました。
道具の少なかった時代に、何かの台とかまな板がわりに使ったのかもしれませんね。
他には人が地面に手を加えた遺構がたくさん発見されました。
この平面からはたくさんの石製の小さな鏃と壊れた土器が出土しました。
手前右側の大きな円は掘立小屋の跡で、円内から無数のチャートの破片が出土しており、
また、小屋がやや小さいことから、住居跡ではなく、石器を製作した工房跡だろうと推測されています。

さらに掘り進んだ状態の工房跡で、直径は3mぐらいでした。
小屋の柱か何かの跡が確認できます。

写真の調査区域は約600㎡ぐらいですが、
当時はこのあたり一帯に村があったのでしょうね。
研究員の方のお話では、このあたりは村の端にあたるだろうとのことで、
村の中心はおそらく・・・と指された方向は、民家が建っていて、
畑にたくさん野菜が植えられている所でした。
研究員の方は目を細め、掘ってみたそうなお顔をされていました。
私も同感でした。。
しばし、そちらの方向を眺めて当時の村の様子を想像しました。
現在は人の背丈ぐらいの深さまで掘り下げています。
今日も昨年の第1期発掘調査の紹介をさせていただきます。
写真は第1期の調査区域全景で、約2千数百年前の平面です。
平面上には、人が運んできたであろう河原石が点在していていました。
道具の少なかった時代に、何かの台とかまな板がわりに使ったのかもしれませんね。
他には人が地面に手を加えた遺構がたくさん発見されました。
この平面からはたくさんの石製の小さな鏃と壊れた土器が出土しました。
手前右側の大きな円は掘立小屋の跡で、円内から無数のチャートの破片が出土しており、
また、小屋がやや小さいことから、住居跡ではなく、石器を製作した工房跡だろうと推測されています。
さらに掘り進んだ状態の工房跡で、直径は3mぐらいでした。
小屋の柱か何かの跡が確認できます。
写真の調査区域は約600㎡ぐらいですが、
当時はこのあたり一帯に村があったのでしょうね。
研究員の方のお話では、このあたりは村の端にあたるだろうとのことで、
村の中心はおそらく・・・と指された方向は、民家が建っていて、
畑にたくさん野菜が植えられている所でした。
研究員の方は目を細め、掘ってみたそうなお顔をされていました。
私も同感でした。。
しばし、そちらの方向を眺めて当時の村の様子を想像しました。