きのの3人育児にっき

プール道具は、使ったその日に洗い、また翌日持っていく必要があります。

１セットしか持っていない場合は、全て翌日までに乾かさなければなりません。





しかし、洗い忘れました。




幸いにも、いただき物の履ける水着があったので、帽子はそのまま持たせて、タオルはバスタオルにしました。

しかし長男は、バスタオルを見た瞬間、「嫌だ。」と言いました。



今ある物を使うんだよ、と、洗い忘れたことは棚に上げて諭してみると、長男は

「このタオルを使うくらいなら水泳をお休みする。」

と言いました。


小学生なら喜んで入るだろうと思っていた私ですが、入りたい気持ちよりも、まさかタオルの見た目が重要だったとは、びっくりしました。

理由は、「みんなに何か言われる。」とのことでした。

長男は、人目を気にしすぎる所があります。

ピアノの発表会の後、発表会に出たままの、白シャツに半ズボンの恰好でスーパーに寄るのも、嫌がったことがあります。

みんなが（いつもと違う服装の）オレを見るから。

という理由でした。





見ないよ。

と私は長男に言いました。



誰も、〇〇のことなんて気にしてないよ。

と、続けて言いました。



だって、〇〇だって、他のひとのことなんて、見てないでしょ？

と、立て続けに真顔で、長男の瞳を見つめながら言いました。



しばらくの沈黙の後、長男は納得してくれたのか「うん。」と言いました。



プール道具の話に戻りますが、今回も長男に言いました。

「ちょっと何か言うかもしれないけど、言うほど気にしてないから。」
「わかった？他のひとはそこまで気にしないから。」
「気にしてないよ。」

と、最後の方は語尾を強めて言いました。

長男は「オレ、プールやる。」

と言いました。

何なんでしょうか、この「人目を必要以上に気にする状態」は。

毎回、軌道修正するのに骨が折れます。




我が家の長男の成長過程の困った性質でした。