2015年09月15日
小学校のお掃除
小学校1年生の6歳長男が、夕食の時にこんな言葉を漏らしました。
「オレ、掃除の時間ではずっと雑巾絞ってるフリをして、一回も雑巾がけしない」
・・・ほう。
と思いました。
話を聞き進めていくと、お友達の何人かも、同様であるとのこと。
この話を聞いて私は、
ああ、長男は私と違うタイプの人間なんだな
と思いました。
自分は馬鹿正直に真面目に生きて来たタイプなので、掃除は頑張って取り組んでいた記憶があります。
さあ、親としてどういう話ができるでしょうか。
「親としてモード」が発動してしまいました。
なんてことない、他愛ない話かもしれませんが、少し誇らしげに話した長男に少し不安になったからです。
規則(ルール)に縛られないオレってカッコイイ。
というような長男の言葉の印象から、
将来、格好良さをはき違えたイキッてるだけのクソガキになってしまったらどうしよう
という不安を感じました。
そこで、長男に対する対応ですが、
明らかにズルい事をして課せられた仕事をサボっているこの男に、かける適切な言葉とは何でしょうか?
とても難しいと思いました。
難しいと感じた理由は、ズルくて要領が良い人の方が生き易く、徳をしているのかなあと、感じている自分がいるからです。
一方、正直で真面目な人は、世渡りがヘタで、生き辛く、格好悪くて損をしているのではないか・・・と感じる側面もあります。
我慢をしたって、いい事をしたって、頑張ったって報われる訳じゃないし。
声をあげて我を通す人達を横目で眺めながら、それができない生真面目(チキンなだけ?)な自分を恨めしく思ったりもしました。
話は戻りますが、
このズルさはアリでしょうか?ナシでしょうか?
私は、ズルさを良しとする心がナシであると感じました。
善悪のボーダーラインが、低くなっていくと感じました。
長男には、学生の時の非行に誘われた際の経験を例に出して、「私は断ったよ。そのお蔭で、今も胸を張って生きて居られるよ」と話をしました。
「ズルさに慣れないで欲しい」
とも言いました。
今の一日一日の積み重ねが、長男の未来であることに間違いはないので、今からズルさに慣れて、何でも「適当」にこなしていく人間になって欲しくないからです。
自分が全て適当じゃなくこなしてきたかと言うと、勿論そうではないんですけど。
でも、「ズルく生きてこなかった」事実は、私の心に闇を落とさない事は確かです。
些細な事かもしれませんが、「ズルさの危うさ」が長男に少しでも伝わってくれたらいいなと思いました。
でも真面目過ぎても大変なので、人間レベルは落とさずに、上手に楽しく世の中を渡って行ってくれたら最高ですね。
何事もバランスの良さが必要なのかもしれません。
自分もひとりの人間として、今も模索中です。
掃除のサボり話を大事に捉えてしまった今日の夕食時でしたが、そんなことをぽろっと言ってしまう長男は、まだまだ可愛いな〜と思えたのでした。
「オレ、掃除の時間ではずっと雑巾絞ってるフリをして、一回も雑巾がけしない」
・・・ほう。
と思いました。
話を聞き進めていくと、お友達の何人かも、同様であるとのこと。
この話を聞いて私は、
ああ、長男は私と違うタイプの人間なんだな
と思いました。
自分は馬鹿正直に真面目に生きて来たタイプなので、掃除は頑張って取り組んでいた記憶があります。
さあ、親としてどういう話ができるでしょうか。
「親としてモード」が発動してしまいました。
なんてことない、他愛ない話かもしれませんが、少し誇らしげに話した長男に少し不安になったからです。
規則(ルール)に縛られないオレってカッコイイ。
というような長男の言葉の印象から、
将来、格好良さをはき違えたイキッてるだけのクソガキになってしまったらどうしよう
という不安を感じました。
そこで、長男に対する対応ですが、
明らかにズルい事をして課せられた仕事をサボっているこの男に、かける適切な言葉とは何でしょうか?
とても難しいと思いました。
難しいと感じた理由は、ズルくて要領が良い人の方が生き易く、徳をしているのかなあと、感じている自分がいるからです。
一方、正直で真面目な人は、世渡りがヘタで、生き辛く、格好悪くて損をしているのではないか・・・と感じる側面もあります。
我慢をしたって、いい事をしたって、頑張ったって報われる訳じゃないし。
声をあげて我を通す人達を横目で眺めながら、それができない生真面目(チキンなだけ?)な自分を恨めしく思ったりもしました。
話は戻りますが、
このズルさはアリでしょうか?ナシでしょうか?
私は、ズルさを良しとする心がナシであると感じました。
善悪のボーダーラインが、低くなっていくと感じました。
長男には、学生の時の非行に誘われた際の経験を例に出して、「私は断ったよ。そのお蔭で、今も胸を張って生きて居られるよ」と話をしました。
「ズルさに慣れないで欲しい」
とも言いました。
今の一日一日の積み重ねが、長男の未来であることに間違いはないので、今からズルさに慣れて、何でも「適当」にこなしていく人間になって欲しくないからです。
自分が全て適当じゃなくこなしてきたかと言うと、勿論そうではないんですけど。
でも、「ズルく生きてこなかった」事実は、私の心に闇を落とさない事は確かです。
些細な事かもしれませんが、「ズルさの危うさ」が長男に少しでも伝わってくれたらいいなと思いました。
でも真面目過ぎても大変なので、人間レベルは落とさずに、上手に楽しく世の中を渡って行ってくれたら最高ですね。
何事もバランスの良さが必要なのかもしれません。
自分もひとりの人間として、今も模索中です。
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