きのの3人育児にっき

３歳長女は食いしん坊です。

ラムネとグミをこよなく愛し、油断すると自分用にどこかにキープするために隠します。
服の襟ぐりを引っ張り、空いた手で架空の食べ物を服の中に沢山しまいこむ遊びも大好きです。
「お母さんの分もちょうだい」と言うので、私も襟ぐりを引っ張って服の中から食べ物を出して長女にあげるフリをします。
長女は喜んで、もらった食べ物を服の中に入れていきます。
果物やお菓子などを服の中にしまうのがお気に入りです。

今朝は長女を車で幼稚園に送っていきました。
子どものお世話で食事をとる時間がなかったので、信号待ちで食べようと、塩むすびをひとつ自分用に持っていきました。
信号待ちの時に一口かじった時点で、後部座席から声がしました。

「〇〇（長女名前）も食べたい」

（やはり来たか・・・）

想定内の発言です。
朝、しっかりご飯を食べましたが、長女はきっとそう言ってくると思っていました。

（まあ、少しくらい食べられてもいいか）

そう考え、後部座席の長女におにぎりを渡しました。

長女は、幼稚園に着くまでの１０分少々の間、ずっとおにぎりを食べ続けました。
自分用なので、男性のこぶし大くらいに作った大きめのおにぎりでした。

「もういらない」

と長女が言って私の手におにぎりが戻ってきた時は、串団子一個分強の大きさになっていました。

長女の食欲は想定外でした。

帰りの車の中で、一口で終わってしまうおにぎりを食べました。
全然お腹の足しになりませんでした。



別件になりますが、先日私の誕生日がありました。
皆に忘れられていてちょっと寂しかったので、長女にこう言いました。
「お母さんね、今日誕生日なんだよ〜」
と。
お母さんおめでとう！って言ってくれるかな・・・と期待しつつ。
すると長女は少しいじれた様子でこう言いました。

「ケーキ食べさせてー！」

・・・いやいや、そこはおめでとう、でしょ？と言うと「おめでとう」と言ってくれました。
具体的に催促してやっと言ってもらった「おめでとう」に、ちょっと切ない気持ちになりました。



長女は、我が家の可愛い食いしん坊です。