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2015年02月18日

第3子・次男の出産A

第3子の出産風景の続きです。

夜9時半くらいから僅かな痛みを感じて、家を出たのは11時半頃。
病院に着いたのは11時50分でした。
お産入院だと知っているタクシーの運転手さんは、荷物を持って一緒に産科(4F)まで上がりましょうか?と言ってくださいました。
でも、知らないおじさんに荷物を持ってもらってエレベーターで上がるのがどうしても恥ずかしかったので、また、まだ自分で荷物を持って歩くのに支障が無かったので大丈夫ですとお断りしました。
断ってしまってけれど、そのお気持ちがとても嬉しかったです。

そんな訳で大きなバッグをさげてひとり4階の産科に向かいました。
4階に上がりエレベーターを降りると、連絡を受けた助産師さんが待っていてくれて、荷物を持ってくれました。
分娩室へ入り、着替えてから分娩台でお産の進み具合を調べます。
内診もやるのかと思いましたが、エコーだけでした。
まだお産になるか分からない感じです、と言ったところ先生は、

「でも、来てみて正解だったと思うよ〜」

と言いました。

陣痛室で本陣痛を待つことになり、便意と大きな痛みがあったら教えてくださいと言われ、ひとり残されました。
ああ・・・これから・・・痛いんだなあ。
と思いました。
分娩室は複数あって、分娩室に入った時から定期的にどこかの陣痛室でうめき声が聞こえてきていました。

「はぁ〜・・・!はぁ〜・・・!はぁ〜・・・!!いたいぃ〜いたいぃ〜!!」

という声でした。


私もこれからこうなるんだと思うと、タクシーに乗り込んだ時の勇ましい気持ちもどこかに消えてしまい、一気にテンションが下がりました。


お母さんが辛い時は赤ちゃんも辛いのよ、という義母さんの言葉を思い出し、赤ちゃんを思いやる気持ちで痛みを紛らわそうと思いました。
本当に母性ホルモンが分泌されて、痛みが緩和されるようなんですが。
自分の母性ホルモンの分泌は足りなかったようです



陣痛室に入って15分ほどで、ああ痛いなあ〜!という痛みからいきなり、
階高の高いビルの屋上に大きな鉄球を落として下に突き抜け、地下まで各階の床を破壊しながら落ちるような痛みが襲いました。

陣痛の例えが分かりづらかったらすみません。

音にすると

ズンドコドッカンドッカンドッガンドッガン!!!

という感じです。
もっと分かりづらいかもしれません。すみません。

痛みが引いた間に陣痛室にある電話で助産師さんに連絡すると、すぐに来てくれて一緒に分娩室へ移動しました。
助産師さんのリアクションは
「ああ、もうなのね〜(微笑)」
という感じでした。

ついさっきまでいた分娩台にまた横になると、先生と助産師さんが私を見ながら

「やっぱり経産婦さんだね〜早いわ」
「もうね、産まれますね〜」

みたいな会話をしていました。

お産、命がけ・・・ですよね?
この緩い空気は・・・なんだろう。
放っておいても(赤ちゃん)出ちゃいますよみたいなこの空気は。

どうであれ、本陣痛が来た以上、早く終わってくれればもう何でもいいやという気持ちでした。

赤ちゃんも辛いのよ、お母さん頑張るからね
なんて考えている余裕は既にありませんでした。






長くなったのでBへ続きます。











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