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posted by fanblog

2018年05月20日

屋内で自然光を使った撮影。

写真を撮るとき、重要な要素の一つとして

「光」をどのように捉え、表現の一部として一枚の写真に収めるか。ということがあると思います。


自然光を生かすのか、それとも自ら光を作り出すのか、
それは撮影する人がどのような写真を撮りたいか、によって変わります。

今回は自然光を生かした撮影について考えたいと思います。


屋外での撮影


まず、屋外での撮影について。

屋外で重要な光として、太陽があります。


太陽と言ってもその時によって光の質が全く違いますよね。

@時間帯による太陽の光の質の違い。

・日の出前や日が沈んだ直後はマジックアワーと呼ばれ、太陽の光が幻想的な色みとなり、やわらかい光となるので
 この時間帯を好んで撮影するプロの写真家も多いです。風景でも人物でもいつもと違った表現が可能です。

_MG_9495.jpg

A天気による光の質の違い。

・例えば日中の晴天だと、強くて方向性のある光となるため、被写体にくっきりとした影ができます。
 また、光があたっている部分と影の部分の明るさが極端に違うため、白とびや黒潰れがおきやすくなります。
 人物撮影においては。顔にくっきり影がつき、シャープな印象になりすぎてしまいます。

・反対に曇りの場合、光がやわらかくなりますので、被写体にできる影もやわらかくなります。
 コントラストも極端ではなくなり、人物撮影において特に女性を撮影する場合は、
 顔にできる影もやわらかくなりますので、私としては曇りのほうが人物撮影向きだと思います。

_MG_9935.jpg


B順光と逆光の違い。

・晴天で比較的強い光の場合、順光で撮った場合、顔に直接強い光があたります。
 するとやはりくっきりと影ができ、コントラストも強くなりすぎてしまうため
 あまり綺麗な光とはいえません。また、直接顔に光が当たるので、顔がしかめっ面になってしまいます。

・逆光の場合、後ろから光が当たりますので、被写体の輪郭がはっきりして背景と切り離すことができます。
 また、頭髪もきれいに写すことができます。ただし、逆光なので、顔に影ができてしまいます。
 露出を顔に合わせて調整し、明るくするか、ストロボを使って明るくする必要があります。ストロボを使った
 「日中シンクロ」については、また次の機会に投稿したいと思います。
 私が人物撮影する場合は、ほとんど逆光で撮ります。ストロボを使うかどうかはその時の光の質次第ですね。


Cその他の要素。

・光の反射を利用する。
 直射日光だとやはり光が強すぎるので、白い壁などが近くにあれば、
 被写体にその方向を向いてもらい、反射した光を当てることで、やわらかい光を得ることもできます。

・木漏れ日を利用する。
 公園や街中にある緑も光をやわらかくし、いつもと違った雰囲気を作り出します。

・夜間の撮影の場合、自動販売機や看板の光などを使っても面白い光を作れるかもしれません。

1522897935801.jpg



まとめ


いかがだったでしょう。自然光と言っても条件の違いで、光の質は全く違います。

自分が撮りたい写真に近づけるためには、光をコントロールできるかどうかにかかっています。

写真は英語でphotograph photo=光、graph=描く


私も、小さくても綺麗な光を見落とさないよう、
写真を撮っていきたいですね。


次回は屋内での撮影について投稿します!






前回に続き、自然光を使った撮影について、今回は屋内での撮影について考えます。


屋内での撮影においてもやはり光が重要ですね。

光源は何か、強さ、色み、方向性などの光の質はどうか。

それを見極めたうえで、自然光を生かすのか、ストロボを使うのかも考えます。


@窓からの光

・窓の光についても、白いレースカーテンがあればやわらかい光が作れます。
 被写体に直接あてず、逆光として使ったり、壁の反射を利用して間接的にあてることで
 きれいな光をつくることもできます。

・ポートレート撮影の場合、窓側に背中を向け(逆光の状態)、正面にレフ板を置く事で
 窓の光を顔に反射させて、やわらかい光をあてることもできます。
 レフ板が無い場合、白い本や画用紙なども代替品として使えます。
 これだけでちょっとプロっぽい写真が撮れたりしますので、是非お試しください。


A室内灯の明かりを利用する

・これは自然光ではないですが(笑)室内灯の光を使う場合、
 白色か暖色によってホワイトバランスの調整が必要です。


Bどこにも光がない

・窓や室内灯などの光源も無い場合、大人しくストロボを使いましょう。

・ストロボを使うときの注意点として
 直接被写体に光を当てないほうがいいでしょう。直接あててしまうと、顔がてかったり、
 いかにもフラッシュあてた不自然な光となります。もちろん影が強く出てあまり美しくないですね。
 
・バウンス撮影
光を直接被写体にあてず、天井や壁に光をあて、跳ね返った光を利用して撮影することを
バウンス撮影といいます。こうすることで、光が空間全体に広がり、やわらかくて自然な光で
被写体を撮影することができます。


ストロボについてはまたの機会に詳しく説明したいと思います。

格安で手軽にストロボ撮影を体験できるおすすめのストロボもありますので
是非ご覧ください。

【代引不可】NEEWER カメラ/一眼レンズカメラ用 TT560 フラッシュ スピードライト ストロボ Nikon,Canon,Pentax,Olympusなどに対応 【並行輸入品】【05P03Dec16】





安いわりに耐久性もあっておすすめです。

ただし、ハイスピードシンクロや後幕シンクロには対応しておりませんので、
こだわりのある方は上位機種をお勧めします。



まとめ


自然光と言いつつ最終的にストロボの話になってしまいすみません…

私の場合は自然光かストロボのどちらかに拘るのでなく、

撮りたいイメージに近づけるため、両者をうまく使いこなせるようになれたらと思っています。



では、最後までご覧いただきありがとうございました。



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フリーカメラマンのYoshinagaです。主にポートレートを撮っています。時々物撮りも風景も撮っています。 とにかく写真が好きなので、感動してもらえたり喜んでもらえると嬉しいです。
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