東京ホテル朝食日記(Tokyo Hotel Breakfast journal)

・朝食会では何を話せばよいか？

　いわゆるビジネスセミナー等に多く参加されていると、

・（名刺や自己紹介で）相手の実績と自分を比較すると「気後れ」してしまう。
　→つい卑屈な発言をしてしまう。
・自分が何か主張すると「生意気」と思われるのが怖い。
　→納得というより「遠慮」している。
・せっかく一生懸命アピールしたのに「勧誘お断り」と拒否されるのが怖い
→名刺交換をした相手と連絡をとるのが怖い。
・「話し上手よりも聞き上手」との言葉を真に受けてしまう。
　→相手の勧誘を「断れない」状態に陥ってしまう。
・既に実績（出版、講演等）のある人に嫌われるのが怖い。
　→その結果、つい商品（本、セミナー）をダラダラと買い続けてしまう。


　基本的にこういった雰囲気が好きではありませんでした。

　この朝食会では基本的に、

　名刺、自己紹介なし

　が原則です。

　
　つまり特別な実績なり専門知識のある人だけがその場を「仕切る」ということは基本的にありません。

　ではどんな人が中心になるのかといいますと、



　朝食を楽しめる人。



　ビュッフェ形式であれば個性的な盛り付けとか、綺麗な盛り付けとか、あるいは珍しい一品を取ってくるとか・・・


　例えばすごく綺麗な盛り付けをする人がいたとします。

　一見普通の人に見えても実はセレブな方だったりする。


　メニューにない一品を取ってきた方がいたとします。

　実はこういった場所に日頃か足を運んでおり、かなりの「情報通」だったりします。

　特別な大金持ちでもない、ごく普通の方でもそういった方は珍しくありません。


　そういった朝食を楽しめる人の会話の中に、あるいはその人の中心に会話なり話題が「吸い寄せられて」いく感じです。


　初めて参加する方で、かつこういった場所に初めて訪れた方でも「私には何も話すことがない」と不安になる必要はありません。重要なのは如何に「純粋にその場の雰囲気を楽しめるかどうか」です。

　というのも、「こういった場所を初めて訪れた時の話」というのでまた盛り上がったりすることがあるからです。


　繰り返し申し上げます。重要なのは如何にその場の雰囲気を楽しめるかどうか、です。


　何とか成果を得ようと思うあまり、無理に「私はこんなにスゴイ」「私はこんなにスゴイ人と知り合いだ」と背伸びする必要は全くないということです。（むしろ逆効果かもしれません）