2017年05月23日
地下室の手記 (新潮文庫)
こんにちは、ひろこです
アラフォー主婦です
年を重ねるとともに、教養も身につけたいなぁと、
日々 ひたすら本を読んでいます。
難しそうだったり
関係なさそうだったり
もう知ってるようなモノでも
知識の幅を広げるために
とにかく 目を通してみます!!
今回はコチラ
地下室の手記 (新潮文庫)
文庫 – 1970/1/1
ドストエフスキー (著), 江川 卓 (翻訳
「地下室の手記」!!
ドストエフスキーが
シベリアの牢獄にて、
その半生や獄中で思ったことを書き綴った
崇高な手記、、、
・・・だと思って読み始めたんです!!
全然違ったー
やっと読み終わった
1年半かかりました!!
中編なので、その気になれば
1週間で読めると思いますが、
なかなかその気になれなかったデス!!
序盤、主人公(どうしようもない中二病の40の男)が
どうでもいいことを愚痴愚痴愚痴愚痴、、、
ぶっちゃけ、かなりウザいタイプの男性です。
これ、いったいなんの話〜???
ずっとこの卑屈な妄想を
読まなきゃいけないの???
という感じで
なかなか読む気になれませんでした
(もちろん、考えさせられる深い内容なんですヨ)
中盤は、その40の主人公が
自分が27の頃の、ある出来事を回想します。
これもまた、
誘われてもないし歓迎されてもないのに
知り合いの飲み会に参加して、
さんざんトンチンカンな言動をし、
知り合いたちを罵倒し、、、
途中から相手にされないもんだから、
ひとりでニヤニヤしながら遠巻きに過ごすとか、
つらい!つらいよー
一人称で物語が進むので、
なんだか、読んでる私自身が
恥を晒してる心境デス。
卑屈にアレコレ妄想し、
相手より上に立ちたいもんだから
見栄を張り、偉そうにし、
カッとなり、訳のわからないことを
喚き散らす
もう、あからさまに小人物!!!
感情移入したくないし、
全然共感出来ない!!
けど、何かの拍子に
どこか判断を間違えてしまって、
私自身も そういった恥ずかしい状況にならなくもないかも
そんな恐怖を感じながら読みました。
後半は、
その直後に出会った女性との出来事。
主人公がしゃべりまくる、妄想満開の長舌に
もう、ハラハラ、、、
しんどい、、、
読んでいると、こちらの精神が すり減ります。
でも、ノリ出すと、読まずにはいれない。
最後まで読まなきゃ、気持ち悪すぎる。
そして、読んだ後も、すごくすごく重く残る。
「安っぽい幸福と高められた苦悩と 、
どちらがいいか ?」という問いかけ。
私は、安っぽい幸福の方がいいかなぁ。
(⌒-⌒; )
「地下室の手記」は
ドストエフスキーが、42歳で書き上げたそうな。
奥さんを看病しながら書かれた作品。
そして、完成前に看取った。
その2年後、
「罪と罰」を上梓。
私が「罪と罰」に出会ったのは、、、
若かりし頃。
いつなんだろう((((;゚Д゚)))))))
覚えてない
初めて読んだ時の
衝撃、、、
感動、、、
私の血肉の一部となっております。
「カラマーゾフの兄弟」は、
近年違う訳で再読しましたが、
「罪と罰」は、
読むのが怖い。
初めて読んだ時のような
怖さとか緊張感とか、感じられるかな?
背筋が凍る感覚とか、
あの頃感じた、
身体中の血が沸騰するような、
目の前にセンナヤ広場の情景が広がり、
思わず空を見上げるような、
ガラリと世界が変わってしまったような、
そんな衝撃を
同じように感じるかな???
もう一度読んで、
あの頃受けた衝撃などを
今の感覚で
上書きしてしまうのがコワイ。
若かりしころ受けた
その印象を失くしたくない。
そっとしておきたい感じ。
です。
「地下室の手記」は、その後の ドスト5大作品につながったという
重要な作品だとか。
「手記」以前の作品は読んでないのでわからないですが・・・
そのうち「悪霊」「白痴」「未成年」も読んでみたいです。
長々とありがとうございました~(^^)v
にほんブログ村
アラフォー主婦です
年を重ねるとともに、教養も身につけたいなぁと、
日々 ひたすら本を読んでいます。
難しそうだったり
関係なさそうだったり
もう知ってるようなモノでも
知識の幅を広げるために
とにかく 目を通してみます!!
今回はコチラ
地下室の手記 (新潮文庫)
文庫 – 1970/1/1
ドストエフスキー (著), 江川 卓 (翻訳
「地下室の手記」!!
ドストエフスキーが
シベリアの牢獄にて、
その半生や獄中で思ったことを書き綴った
崇高な手記、、、
・・・だと思って読み始めたんです!!
全然違ったー
やっと読み終わった
1年半かかりました!!
中編なので、その気になれば
1週間で読めると思いますが、
なかなかその気になれなかったデス!!
序盤、主人公(どうしようもない中二病の40の男)が
どうでもいいことを愚痴愚痴愚痴愚痴、、、
ぶっちゃけ、かなりウザいタイプの男性です。
これ、いったいなんの話〜???
ずっとこの卑屈な妄想を
読まなきゃいけないの???
という感じで
なかなか読む気になれませんでした
(もちろん、考えさせられる深い内容なんですヨ)
中盤は、その40の主人公が
自分が27の頃の、ある出来事を回想します。
これもまた、
誘われてもないし歓迎されてもないのに
知り合いの飲み会に参加して、
さんざんトンチンカンな言動をし、
知り合いたちを罵倒し、、、
途中から相手にされないもんだから、
ひとりでニヤニヤしながら遠巻きに過ごすとか、
つらい!つらいよー
一人称で物語が進むので、
なんだか、読んでる私自身が
恥を晒してる心境デス。
卑屈にアレコレ妄想し、
相手より上に立ちたいもんだから
見栄を張り、偉そうにし、
カッとなり、訳のわからないことを
喚き散らす
もう、あからさまに小人物!!!
感情移入したくないし、
全然共感出来ない!!
けど、何かの拍子に
どこか判断を間違えてしまって、
私自身も そういった恥ずかしい状況にならなくもないかも
そんな恐怖を感じながら読みました。
後半は、
その直後に出会った女性との出来事。
主人公がしゃべりまくる、妄想満開の長舌に
もう、ハラハラ、、、
しんどい、、、
読んでいると、こちらの精神が すり減ります。
でも、ノリ出すと、読まずにはいれない。
最後まで読まなきゃ、気持ち悪すぎる。
そして、読んだ後も、すごくすごく重く残る。
「安っぽい幸福と高められた苦悩と 、
どちらがいいか ?」という問いかけ。
私は、安っぽい幸福の方がいいかなぁ。
(⌒-⌒; )
「地下室の手記」は
ドストエフスキーが、42歳で書き上げたそうな。
奥さんを看病しながら書かれた作品。
そして、完成前に看取った。
その2年後、
「罪と罰」を上梓。
私が「罪と罰」に出会ったのは、、、
若かりし頃。
いつなんだろう((((;゚Д゚)))))))
覚えてない
初めて読んだ時の
衝撃、、、
感動、、、
私の血肉の一部となっております。
「カラマーゾフの兄弟」は、
近年違う訳で再読しましたが、
「罪と罰」は、
読むのが怖い。
初めて読んだ時のような
怖さとか緊張感とか、感じられるかな?
背筋が凍る感覚とか、
あの頃感じた、
身体中の血が沸騰するような、
目の前にセンナヤ広場の情景が広がり、
思わず空を見上げるような、
ガラリと世界が変わってしまったような、
そんな衝撃を
同じように感じるかな???
もう一度読んで、
あの頃受けた衝撃などを
今の感覚で
上書きしてしまうのがコワイ。
若かりしころ受けた
その印象を失くしたくない。
そっとしておきたい感じ。
です。
「地下室の手記」は、その後の ドスト5大作品につながったという
重要な作品だとか。
「手記」以前の作品は読んでないのでわからないですが・・・
そのうち「悪霊」「白痴」「未成年」も読んでみたいです。
長々とありがとうございました~(^^)v
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