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セキセイインコ:2

捜し回り、近所人々にも声をかけてまわっていた…。

皆には、『寒くないし、大丈夫』と慰められ…半ば諦めていた…

そんな時、近所の奥さんが『最近、迷子のインコがス−パ−に迷い込んできたらしいよ。サマ−じゃない??』私は車を走らせ、5分とかからないス−パ−に出向いた…

お店の人に尋ねた…
『すみません…セキセイインコが迷い飛んできたと伺ったのですが、この鳥じゃないでしょうか??』私はそう尋ねると、写メを見せた…

男性店員さんが答えた…
『そう!この子!間違いない!!』
私は、良かったぁと胸を撫で下ろすと、店員さんは続けた…
『パ−トのおばちゃん連れて帰ったんだよね…ここにはいないから、問い合わせてみてあげるから、こっちに来て』

店の奥に連れていかれると、問い合わせてくれた。おばちゃんとの電話を繋げてくれ、私はそのおばちゃんと話した。
でも、おばちゃんは、この子はもう…かなり、衰弱していて元気がないと私に言った…ス−パ−の事務所で…涙か溢れ…電話をするにも声が出ない…

おばちゃんは、連れていってあげるからと、互いの家の真ん中らへんにある、駐車場で待ち合わせた…

数十分後、おばちゃんはやってきた…

ハンカチに包んだ…インコを握りしめ…

その姿を見たとき…涙と共に声が出た…
子供が泣くかのように、おばちゃんから手渡された、ハンカチをそっと手に持ち…なき続けていた…少し落ち着いた頃…私はおばちゃんにお礼を言った…

『ありがとうございました…この子は、人間の手で育ててきて、この数日、迷子になり…私はこの子はひもじい思いをしているのではないかと、心配していたのですが、おばちゃん所でご飯を頂きお世話していただいたことで、空腹のまま死んだのではないだけ良かったと思っています…本当にありがとうございました…』

そして、私は、サマ−の亡骸を恐る恐る見ようと…ハンカチをそっと広げた…




《《続く》》

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