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2014年09月19日

モロヘイヤ・つなそ(綱麻)

モロヘイヤ
事務局の前畑に植えているモロヘイヤに黄色い花が咲いたと、写真が届きました。日照時間が12時間以下になると開花すると言いますから納得です。

モロヘイヤは、シナノキ科、ツナソ属の一年生草本。東地中海(北アフリカ、インドとも)の原産といわれます。エジプトを中心とする中近東地域で栽培され、昔、王様が病気で苦しんでいたとき医者がモロヘイヤのスープをすすめ、全快して以来、アラビア語で、「王様の食べる野菜」という意味のこの名になったそうです。クレオパトラも好んで食べたとか……。
モロヘイヤ
日本には、1980年代にはいってから栽培されはじめました、最近、健康志向が高まる中、栄養価も高く、注目の野菜で広く栽培されています。

その栄養価は、ホウレンソウに比べ、カルシウムが9倍、ビタミンEが5.6倍、Aが4.7倍、Cが2.6倍含まれ、ビタミン、鉄、カルシウム、食物繊維も多いのです。ただし、ほうれん草と同じ「シュウ酸」を含んでいるので、茹でてアク抜きをする必要があります。

また、この果実は毒性があり、食用に適しませんね。
(参考『野菜と果物図鑑』『広辞苑』『マイペディア百科事典』『牧野日本植物図鑑』)

短歌を二首上げておきます。

碇 弘毅(『姫由理』2013)
前畑に採れし小松菜モロヘイヤ大葉と合はせスムージーに飲む

碇 弘毅(『姫由理』2014)
お浸しのモロヘイヤあしらひ真夏日の夕べの庭にビールの美(うま)し


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