2014年09月16日
コスモス・あきざくら
代表的な秋の草花で、秋に一重または八重の花をさかせます。別名が、秋桜・あきざくら、おおはるしゃぎく。
キク科コスモス属の一年生草でメキシコ原産。日本には明治の初期に伝えられたようです。一説には、イタリアの芸術家が1876年頃にメキシコから日本に持ち込んだのが最初といいます。(Atusi Yamamoto『季節の花300』)
鑑賞用として花壇などの栽植され、今では各地で逸出して野生状態になっています。花色は白色または淡紅色、時に深紅色もあり美しいですね。
コスモスの名は、「宇宙」を意味する英語のcosmos、更にそのもとは、ギリシャ語の「秩序」を意味するkosmosに至ります。宇宙の意味は「秩序→整然たる組織→調和→宇宙」という変化から生じ、コスモスの花は「秩序→装飾→美しい花」という変化から生じたと言います。(『植物語源辞典』)
では、短歌を三首上げておきます。(参考『植物短歌辞典』)
土田耕平(『一塊』)
コスモスは倒れたるままに咲き満てりとんぼうあまたとまるしづかさ
岡 麓(『庭苔』)
朝日さす庭しづかなりこすもすの花ゆれやまぬそよ風のふき
木俣 修(『高志』)
地に伏して小花もたぐるコスモスを濡らしゆきつつ秋霖雨(つゆ)昏し
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