2014年08月24日
柿・かき
日本の秋の果物の代表とも言える柿。事務局の前畑にも柿の木があります。甘柿の「富有」という品種だと聞いています。
でも、この時期、まだ青く、「柿、赤実果也」(和名抄)の柿色に熟れるにはもう少し時間が欲しいところですね。
「かき」という名前になったのは、かがやき、あかつき、あかき、など赤く熟する色に係わっているといわれていますね。
また、柿の木と日本人との長い付き合いについては、『新撰姓氏録』(571-585)に柿本人麻呂の庭にも柿の木があったと記されていいます(『野菜と果物ポケット図鑑』)。柿の木を見上げる人麻呂の姿が目に浮かびます。
では、柿を詠んだ短歌を二首あげておきます(『植物短歌辞典』から)。
北原白秋
柿のかの柿の木に小夜ふけて白き猫ゆくひもじきかもよ
島木赤彦(『氷魚』)
柿の葉に青き果(み)多くこもり居りはやて風吹くはたけの中に
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