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DonchanHimeji
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2020年04月08日

オーベルチュールオオツノカナブン

オーベルチュールオオツノカナブンには、 原名亜種と亜種のkirchneriがおります。
ober-hikaku.jpg

学名 原名亜種 Mecynorhina oberthueri oberthueri (画像左)
   亜種   Mecynorhina oberthueri kirchneri (画像右)

原名亜種は2009年から2013年頃にかけて飼育をしていましたが、実は当時から疑問に思っていたことがあります。
その疑問はその後にMt.Usanbaraから入荷するであろう天然個体をみれば解決すると思っておりましたが、結局あれ以来天然個体は入荷しませんでした。

原名亜種は前胸背板の黒い縦筋がkirchneriに比べて太く長いのが特徴になりますが、所有していた個体は2タイプに分かれていました。それがこちらです。
<Aタイプ>
atype-hikaku.jpg

<Bタイプ>
btype-hikaku.jpg

仮に上段をAタイプ、下段をBタイプとすると、中間の黒い縦筋の太さがAタイプに比べBタイプはやや細目で波打ってます。また、Aタイプは完全なインブリ個体でレモンベタとオレンジベタしか出現しませんでしたが、Bタイプは3世代ほど累代していると突然オレンジサザナミ、レモンサザナミが羽化して来ました。

そのため、Aタイプは純粋な原名亜種で、Bタイプはkirchneriと原名亜種のミックス個体ではないか?という疑念を持ち続けています。

実際原名亜種にはサザナミがいますが、ネットで検索すると黒い縦筋の太さがAタイプとも比べられないほど太く特徴的で、Aタイプすら原名亜種を疑いたくなるほどです。

ネットで検索した個体はこちら。
@
A

@の方は、縦筋というより黒塗りに近いですね。Aの方は、Bタイプに近いかな?
これだけ違っても個体差の範囲なのでしょうか。

世界のハナムグリ大図鑑はkirchneriしか載ってませんし、昔サザナミの個体が170万で売買されたとのコメントがありますが、これは原名亜種のサザナミであったため高価な値段が付いたとの噂です。

また原名亜種をやってみたいですが、もう国内ブリード品は途絶えたでしょうね。
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