深山農園さんの霊芝ブロックを用いた産卵で一定の成果が確認できましたので、ご紹介させていただきます。
産卵に用いた虫は、ババオウゴンオニ、レギウス、タランドゥス
@霊芝ブロックを1000ccほどのブロー容器に詰め替え、20〜25℃くらいの環境で菌を回す。
ボトルは縦長で、詰める堅さは普通で良い。堅詰めすると菌が回るのに時間がかかりすぎる。
また霊芝は水滴が溜まりやすくそれがカビの原因になるので通気の良い蓋を使いましょう。
A3か月以上経過してから使う。日が浅いと菌が回りきっておらず、使うとカビに負ける恐れあり。
B使う前に圧力をかけて堅詰めする。プレス機を使うと容積が2/3くらいになります。
Cボトル中央に穴を明け、ケースの底にマットを引いてボトルを横向きにセット。交尾済みのメスとゼリーを投入。霊芝は水分が溜まりやすいので、乾燥気味の産卵セットが良い。
Dメスが潜ったら2週間でボトルを取り出し、卵を潰さないように配慮しつつ中身を掻き出す。
E卵を採卵して、200ccのプリンカップへ移す。
F割り出したマットを細目の篩にかける。この時に卵が残っていないか確認
G微粉末のマットを採卵したカップへ入れ、残りはクリアボトルに移す。
クリアボトルに入れた微粉末は1週間冷凍庫へ入れ雑虫を駆除
この微粉末は採卵した卵の管理に最適です。
H取り出したメスに1週間高タンパクゼリーを与えて休ませる。
もし採卵した卵が無精卵の可能性が高ければ、再度交尾させる。
I1週間後に同じ手順で再セット
良く寝かせた産卵ボトルを使うと、メスがすぐに産卵行動に入ることが確認できました。
このサイクルで回すと採卵できる卵の数が大幅にアップします。
産卵ボトルが仕上がるまでに時間がかかりますが、試してみる価値ありですよ。
それからマットカスの再利用もお忘れなく。
【このカテゴリーの最新記事】