2020年11月04日
ゴライアスのコクーン
以前、成虫は自力ハッチまで待つと書いてましたが、我慢しきれず羽化状況の確認を行ってしまいました。
こちらが真砂土で作った繭になります。ちょうど卵くらいの大きさでしょうか。
中央が膨らんで何か人為的に作ったような形状をしていますね。おそらく幼虫が繭を作る際に、左右両側からカプセルを作って最後に中央の部分でつなぎ合わせているから、このような形状になるのではないかと思われます。
そしてどちらが頭でどちらがお尻か? 繭を手にもってじっくり観察しないと分かりませんが、先端が微妙に尖った方がお尻のようです。
カブトマットで作った場合は爪で削れば割り出せますが、真砂土で作った繭は爪でコリコリしても割れません。スプーンで少しづつ削りながら割り出していくと...
オスがひょっこり顔を出しました。すぐに背中のフォームまで確認したいところでしたが、まだ羽化して間がない感じでしたので、これ以上は割り出さず、水苔の中へそうっと埋め込んでおきました。
今回4頭羽化しましたが、羽化までの過程はこうなります。
♀
2019年4月 孵化
2020年5月 ワンダリング
2020年10月 羽化確認
♂
2019年4月 孵化
2020年6月 ワンダリング
2020年11月 羽化確認
管理温度や大きさにも寄りますが、孵化からワンダリングまでが13〜14カ月、ワンダリングから羽化までが、約5か月ということになります。なので、6カ月放置すれば自力ハッチしてくるのだと思います。
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10316927
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
ネブトクワガタの様な卵?にも似ていますね!
素人なので何もわかりませんが、とても珍しく見えたので、立ち寄らせていただきました(^^)
この卵?の様なものは、コクーン、と言うのでしょうか?
とても面白い生き物ですね(^^)