纏足後の標本は完全に乾燥させないと標本箱に収められませんので、纏足は一旦中止し、ウガンデンシスなどカナブンの整理と洗浄から手を付けることにしました。
こちらはウガンデンシスの洗浄中の画像です。ウガンはしばらくすると油が浮いてしまうことが多く、油抜きをしてやる必要があります。
洗濯洗剤で１日かけて油抜きし、その後絵の具の筆で体に付着した木屑やダニの除去を行います。
フセツも柔らかくなっていますので、この状態でティッシュにくるめて乾燥させます。
ここまでで終わらせ、後は気に入った個体だけ再度纏足して標本箱に収めることにします。
とはいえ、ブンブンだけでまだこんなに残っています。
纏足は志賀昆虫（パール頭付）か、100均の裁縫針を使っていますが、標本では、クワガタムシやウガンデンシスには有頭シガ昆虫針３号、ヘラクレスなどの大型種には有頭シガ昆虫針４号を使っています。
学名：Mecynorhina torquata ugandensis
和名：ウガンデンシス
産地：ウガンダ
