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DonchanHimeji
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2020年10月14日

ゴライアスのブリード考察

ゴライアスの産卵は比較的簡単なものの、幼虫から羽化までのステージでほとんどの方が失敗に終わっていました。
特にワンダリングから羽化までが特殊で、このステージでコツさえ掴めれば、羽化率は格段に向上します。
まだ試行錯誤の最中ですが、私が行っている方法を記載します。

1.管理温度
 管理温度は全てのステージで20〜27℃になります。参考にこちらはカメルーンの気温です。
ゴリアテスが生息するカメルーンでは、乾季の10〜翌2月が成虫の活動時期となっています。
飼育環境においては、冷暖房設備が必須になってきます。
cameroon気温.jpg


2.幼虫ステージ(L1→L3)

 <初令〜2令初期>
飼育容器は200ccのプリンカップにカブトマットを半分ほど入れて、マットの乾燥に気を付けながら飼育します。
この時サプリを与える必要はありません。早くから食べる幼虫もいますが、逆にサプリでマットが再発酵して幼虫死亡のリスクが高まるからです。カブトマットだけで安定して成長します。

 <2令中後期〜3令>
2令中期から後期くらいになると、容器を1500ccクリアボトルに移し替えて、サプリを与え始めます。
カブトマットは容器の1/5程度と分量を少なめにしますが、これはサプリを良く食べさせるためです。
サプリはドッグフードが一般的ですが、私は鯉のエサ(マツイのサナギペレット)を与えています。
gora幼虫.jpg


サプリを食べる量は幼虫によって異なるため、まずは1粒入れてみて食べるかどうかを観察しながら分量を増やしていきます。

3令中期になってくると、サプリの食いが良くなってきます。少ない物でも1週間にサナギペレット5粒程度は食べるでしょうか。
中にはサプリを爆食する幼虫がおり、こういった幼虫は特に大きく育ってくれます。

サプリの食べ残しが多くなるとマットが再発酵したりダニが湧きますので、定期的にマットを全交換します。

<ワンダリング>
幼虫が容器内をよじ登る仕草を見せ始めたら、ワンダリングをしていることになります。
ワンダリングを見落として2週間もすると、幼虫が繭を作るために蓄えた糞を体外に出してしまい、マット上で死亡することがありますので、3令後期になってくるとワンダリングを見落とさないよう、観察しやすいところで管理しましょう。

3.蛹、羽化のステージ

 <蛹化>
ワンダリングが始まるともうサプリを食べなくなりますので、幼虫を取り出し、別に用意した羽化容器へ移し替えます。幼虫投入から1週間ほどで土繭を作ります。
goraサナギ.jpg

カメルーンなど、アフリカ大陸の土壌は栄養素の少ない赤土と聞いており、私はカブトマットではなく土を使っています。
園芸用の真砂土を篩にかけ微粒子化し、適量加水して1500クリアボトルに満杯入れて羽化容器を作っています。

こちらが羽化容器ですが、黒くなっている部分が土繭(コクーン)です。こうして土繭を側面に作るものもあれば、中心に作って外見からは全く判断できないものもあります。

カブトマットでも羽化しますが、前蛹のステージでダニを嫌いますから、ダニやキノコバエの湧かない、真砂土や赤土、黒土が良いと感じています。川砂でも羽化実績はありますが、少し粘りが欲しいので土を利用しています。

サプリを良く食べた幼虫ほど羽化しやすいことから、羽化までの体力を付ける意味でもサプリが必要なのでしょう。

 <羽化>
ワンダリング時の幼虫体重によっておおよその成虫サイズが分かります。
かなり大雑把ですが、オスについてはg数と体長mmが同じくらいです。80gで80mm、100gで100mm
土繭を作ってから羽化までに約3,4か月程度かかりますが、だいたい4,5か月もすれば自力ハッチしてきます。

私は自力ハッチしてくるまで割り出しはしません。
なぜなら羽化したばかりの成虫は雑菌に弱く、稀にですが割り出した直後に突然死するリスクがあるからです。
これは、ヘラクレスやクワガタなど他の虫でも同じことです。せかっく羽化したのに雑菌の付いた手で触って死なせてしまっては可哀そう。

半年待っても出てこない場合は繭の中で死亡していますので、割り出して確認します。

自力ハッチしてからすぐに後食開始し、更に1か月ほど経過した頃、ブリード適期になります。


4.終わりに
昆虫に関する日本のブリード技術は世界トップと思っていましたが、近年海外にも優れたブリーダーが多く現れてきました。
そのことは、Youtubeやインスタグラムなどを見れば分かります。
ただゴライアスについては、ワイルド個体を越えるような100ミリアップの個体は稀にしか出現せず、まだブリード技術が確立できたとは言えません。やはり、ヘラヘラや国産オオクワのようなレベルには程遠いです。
その意味でも、ゴライアス飼育はまだまだ楽しめる領域にあるかと思います。

ブリード技術を切磋琢磨しつつ、このハナムグリの王様 ゴライアスの飼育を楽しみましょう。 












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