2017年01月15日
4日目.イベント作成①
4.イベントを作る
イベント、というものについて先に説明します。
例えば、ゲームが開始された時に、テロップが流れるもの。
例えば、ゲームの登場人物に話しかけると、話し返してくれるもの。
店、ボスのように必ず戦う敵、........例を挙げるとキリがありませんが、イベントはRPGを作るうえで必ず必要になるものです。
クリアの概念がない、ただレベルを上げるだけのゲームであったとしても、イベントがなければ恐らくゲームとして成立しないでしょう。
4-1.イベント作成の基本
イベントを作成するには、まず
を押します。
メニューバーの「モード」から「イベント」を選択したり、「F6」を押したりすることでも切り替えできます。
すると、

このように、マップ画面に格子が入るはずです。
これがイベント作成のモードです。ちなみに格子の1つ1つに1つのイベントまでしか作ることはできません。ちなみに
ボタンやメニューバーの「モード」から「マップ」を選択したり、「F5」を押したりすることでマップモードに切り替えできます。
真ん中にいる主人公のようなものは、主人公です。
後日説明しますが、主人公は最初「透明状態」で登場させることも可能です。
主人公ではない人物のシーンから作りたい場合、主人公を透明にしておくことで非表示にし、主人公の登場シーンで透明状態を解除すればいいのです。
また、主人公は別の場所、別のマップに自由に移動できます。
右クリックで出て来るメニューから、

このように選ぶことで、プレイヤーの初期位置を決めれば、ニューゲームはそこから開始されるようになります。
この初期位置を決めるのは後でも構いませんが、少なくとも最初のシーンが決まったら、主人公の初期位置を決めてしまいましょう。
4-2.イベントの出現条件・作動条件(トリガー)
まず、実際にイベントを作りたい場所をダブルクリックします。

するとこのような画面が立ち上がります。
画像はこのイベントがどのような姿をしているのか、という画像です。ダブルクリックで選べます。
やってみればわかると思うので割愛します。
4-2-1.出現条件

出現条件とは、このイベントがそもそも「そこにいる条件」を設定するものです。
出現条件が噛み合わない場合には、イベントはそもそも出現しません。
今は「こういうものがあるのか」程度に流し読みで構いません。内容は後日詳しく説明します。
・スイッチ条件……該当のスイッチがONになっていると出現する
・変数条件……該当の変数が、設定した数値以上になっていると出現する
・セルフスイッチ条件……セルフスイッチがONになっていると出現する
・アイテム条件……該当アイテムを持っていると出現する
・アクター条件……該当のアクターがパーティの中にいると出現する
4-2-2.自立移動

プレイヤーの動きに関わらず、このイベントがどのような動きをするかというものです。
後日「移動ルートの設定」という項目で全く同じところをしますので、今回は割愛します。
4-2-3.その他の項目

・オプション項目
【歩行アニメ】
デフォルトはONになっています。
この項目がOFFになっていると、歩行時のアニメーションを行いません。
イベントが「人物」ならば、デフォルトのままONにしておくといいでしょう。
【足踏みアニメ】
デフォルトはOFFになっています。
この項目がONになっていると、イベントがその場に留まっている状態でも足踏みを続けます。
【向き固定】
デフォルトはOFFになっています。
ONになっていると、プレイヤーが話しかけてもプレイヤーの方を向かず、元々の方向を向いたままイベントが進行します。
【すり抜け】
デフォルトはOFFになっています。
ONにすると、イベントが障害物とならず、プレイヤーがイベントをすり抜けることになります。
また、イベント同士もすり抜けます。
・プライオリティ項目
【通常キャラの下】……プレイヤーよりも下に位置する状態になり、プレイヤーはこのイベントを踏む形になります。
【通常キャラと同じ】……プレイヤーと同じ場所にあるため、【すり抜け】がONの場合でなければ、プレイヤーはこのイベントをすり抜けることはできません。【すり抜け】がONであれば踏む形になります。
【通常キャラの上】……プレイヤーよりも上に位置する状態となり、プレイヤーはこのイベントをくぐる形になります。
プライオリティ項目で注意してほしいのは、【すり抜け】が両方ともOFFの場合には、イベント同士はすり抜けることはできません。たとえプライオリティが違ったとしても、イベント同士が接触した時点でイベントが動きを止めてしまいますので注意しましょう。
ちなみにイベントが動きを阻害された場合、ほとんどの場合はそこでフリーズし、ゲームそのものの進行が止まります。致命的なバグになりますので注意して下さい。
・トリガー項目
【決定ボタン】……プレイヤーが話しかけるまで、イベントは自発的には行動しません。
【プレイヤーから接触】……プレイヤー側がイベントに接触する(正確にはイベントに向かって歩こうとしたり、イベントと重なる行動をする)まで、イベントは自発的には行動しません。接触したら決定ボタンを押さなくても勝手にイベントを開始します。
【イベントから接触】……プレイヤーが立ち止まっている場合でも、イベントがプレイヤーと接触するとイベントを開始します。
【自動実行】……この項目を選んだ場合、プレイヤーが同じマップに侵入したら、「条件が合う」、かつ「優先度の高い」イベントから順に勝手にイベントを開始します。
【並列処理】プレイヤーや他のイベントの動きに関わらず、条件さえ揃えば自動的にイベントを実行します。プライオリティの最後で説明をした「フリーズ」の状態でも、条件さえ揃えば並列処理したイベントは動きます。
4-3.イベントのページ
イベントには、いくつかのページを設定することができます。上の方に

このような項目があるのがわかりますか?
名前はイベントを管理するための名前なので任意で入れて頂いて構いません。
メモは文字通りメモです。
【EVページ作成】……今開いているイベントページの右に、新しいイベントページを作成します。
【EVページコピー】……今開いているイベントページを一時的に記憶します。
【EVページ貼り付け】……一時的に記憶したイベントページを、今開いているイベントページの右に貼り付けます。
【EVページ削除】……今開いているイベントページを削除します。
【EVページクリア】……今開いているイベントページを白紙(デフォルト状態)に戻します。
いずれも、右下の【適用】【OK】ボタンのどちらかを押すまでは保存されませんので注意して下さい。
誤ってクリアや削除してしまった場合には、慌てず【キャンセル】または右上の赤い×ボタンを押せば、保存した状態からやり直すことができます。
また、同じイベント内で、複数のページの条件が同時に満たされた場合、右のページが優先的に処理されます。
-------------------
今回は、例題をいくつか出して終了したいと思います。
答え合わせは次回に行いますので、少しだけ考えてみて下さい。
ちなみに、実行内容はまだ話していませんので、実行内容は必要ありません。
例題1)死んでる人(難易度★☆☆☆☆)
シチュエーション:話しかけても(決定ボタンを押しても)、反応がない。
例題2)PT内の特定の仲間が死んだ時、イベント設置場所に遺体があり、話しかけても死んでいるため、反応がない。(難易度★★☆☆☆)
シチュエーション1:PT内で生きている時には出現しない。
シチュエーション2:死んでPTから除外されると出現する。
シチュエーション3:話しかけても(決定ボタンを押しても)反応がない。
例題3)PT内の特定の仲間が死んだ時、イベント設置場所に遺体があり、話しかけても死んでいるため、反応がない。ただし修道院に行き、アクター「神父様」をPTに入れて連れて来ると遺体が消えている(難易度★★★☆☆)
シチュエーション1:PT内で生きている時には出現しない。
シチュエーション2:死んでPTから除外されると出現する。
シチュエーション3:話しかけても(決定ボタンを押しても)反応がない。
シチュエーション4:神父様を連れて戻って来ると遺体が消えている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
難易度は★3にしましたが、例題3でもそこまで難しくはないと思います。
基本的に「実行内容」には何も入れる必要がないため、考えなくて構いません。
答えがわかった方は明日の答え合わせで。
イベント、というものについて先に説明します。
例えば、ゲームが開始された時に、テロップが流れるもの。
例えば、ゲームの登場人物に話しかけると、話し返してくれるもの。
店、ボスのように必ず戦う敵、........例を挙げるとキリがありませんが、イベントはRPGを作るうえで必ず必要になるものです。
クリアの概念がない、ただレベルを上げるだけのゲームであったとしても、イベントがなければ恐らくゲームとして成立しないでしょう。
4-1.イベント作成の基本
イベントを作成するには、まず

メニューバーの「モード」から「イベント」を選択したり、「F6」を押したりすることでも切り替えできます。
すると、

このように、マップ画面に格子が入るはずです。
これがイベント作成のモードです。ちなみに格子の1つ1つに1つのイベントまでしか作ることはできません。ちなみに

真ん中にいる主人公のようなものは、主人公です。
後日説明しますが、主人公は最初「透明状態」で登場させることも可能です。
主人公ではない人物のシーンから作りたい場合、主人公を透明にしておくことで非表示にし、主人公の登場シーンで透明状態を解除すればいいのです。
また、主人公は別の場所、別のマップに自由に移動できます。
右クリックで出て来るメニューから、

このように選ぶことで、プレイヤーの初期位置を決めれば、ニューゲームはそこから開始されるようになります。
この初期位置を決めるのは後でも構いませんが、少なくとも最初のシーンが決まったら、主人公の初期位置を決めてしまいましょう。
4-2.イベントの出現条件・作動条件(トリガー)
まず、実際にイベントを作りたい場所をダブルクリックします。

するとこのような画面が立ち上がります。
画像はこのイベントがどのような姿をしているのか、という画像です。ダブルクリックで選べます。
やってみればわかると思うので割愛します。
4-2-1.出現条件

出現条件とは、このイベントがそもそも「そこにいる条件」を設定するものです。
出現条件が噛み合わない場合には、イベントはそもそも出現しません。
今は「こういうものがあるのか」程度に流し読みで構いません。内容は後日詳しく説明します。
・スイッチ条件……該当のスイッチがONになっていると出現する
・変数条件……該当の変数が、設定した数値以上になっていると出現する
・セルフスイッチ条件……セルフスイッチがONになっていると出現する
・アイテム条件……該当アイテムを持っていると出現する
・アクター条件……該当のアクターがパーティの中にいると出現する
4-2-2.自立移動

プレイヤーの動きに関わらず、このイベントがどのような動きをするかというものです。
後日「移動ルートの設定」という項目で全く同じところをしますので、今回は割愛します。
4-2-3.その他の項目

・オプション項目
【歩行アニメ】
デフォルトはONになっています。
この項目がOFFになっていると、歩行時のアニメーションを行いません。
イベントが「人物」ならば、デフォルトのままONにしておくといいでしょう。
【足踏みアニメ】
デフォルトはOFFになっています。
この項目がONになっていると、イベントがその場に留まっている状態でも足踏みを続けます。
【向き固定】
デフォルトはOFFになっています。
ONになっていると、プレイヤーが話しかけてもプレイヤーの方を向かず、元々の方向を向いたままイベントが進行します。
【すり抜け】
デフォルトはOFFになっています。
ONにすると、イベントが障害物とならず、プレイヤーがイベントをすり抜けることになります。
また、イベント同士もすり抜けます。
・プライオリティ項目
【通常キャラの下】……プレイヤーよりも下に位置する状態になり、プレイヤーはこのイベントを踏む形になります。
【通常キャラと同じ】……プレイヤーと同じ場所にあるため、【すり抜け】がONの場合でなければ、プレイヤーはこのイベントをすり抜けることはできません。【すり抜け】がONであれば踏む形になります。
【通常キャラの上】……プレイヤーよりも上に位置する状態となり、プレイヤーはこのイベントをくぐる形になります。
プライオリティ項目で注意してほしいのは、【すり抜け】が両方ともOFFの場合には、イベント同士はすり抜けることはできません。たとえプライオリティが違ったとしても、イベント同士が接触した時点でイベントが動きを止めてしまいますので注意しましょう。
ちなみにイベントが動きを阻害された場合、ほとんどの場合はそこでフリーズし、ゲームそのものの進行が止まります。致命的なバグになりますので注意して下さい。
・トリガー項目
【決定ボタン】……プレイヤーが話しかけるまで、イベントは自発的には行動しません。
【プレイヤーから接触】……プレイヤー側がイベントに接触する(正確にはイベントに向かって歩こうとしたり、イベントと重なる行動をする)まで、イベントは自発的には行動しません。接触したら決定ボタンを押さなくても勝手にイベントを開始します。
【イベントから接触】……プレイヤーが立ち止まっている場合でも、イベントがプレイヤーと接触するとイベントを開始します。
【自動実行】……この項目を選んだ場合、プレイヤーが同じマップに侵入したら、「条件が合う」、かつ「優先度の高い」イベントから順に勝手にイベントを開始します。
【並列処理】プレイヤーや他のイベントの動きに関わらず、条件さえ揃えば自動的にイベントを実行します。プライオリティの最後で説明をした「フリーズ」の状態でも、条件さえ揃えば並列処理したイベントは動きます。
4-3.イベントのページ
イベントには、いくつかのページを設定することができます。上の方に

このような項目があるのがわかりますか?
名前はイベントを管理するための名前なので任意で入れて頂いて構いません。
メモは文字通りメモです。
【EVページ作成】……今開いているイベントページの右に、新しいイベントページを作成します。
【EVページコピー】……今開いているイベントページを一時的に記憶します。
【EVページ貼り付け】……一時的に記憶したイベントページを、今開いているイベントページの右に貼り付けます。
【EVページ削除】……今開いているイベントページを削除します。
【EVページクリア】……今開いているイベントページを白紙(デフォルト状態)に戻します。
いずれも、右下の【適用】【OK】ボタンのどちらかを押すまでは保存されませんので注意して下さい。
誤ってクリアや削除してしまった場合には、慌てず【キャンセル】または右上の赤い×ボタンを押せば、保存した状態からやり直すことができます。
また、同じイベント内で、複数のページの条件が同時に満たされた場合、右のページが優先的に処理されます。
-------------------
今回は、例題をいくつか出して終了したいと思います。
答え合わせは次回に行いますので、少しだけ考えてみて下さい。
ちなみに、実行内容はまだ話していませんので、実行内容は必要ありません。
例題1)死んでる人(難易度★☆☆☆☆)
シチュエーション:話しかけても(決定ボタンを押しても)、反応がない。
例題2)PT内の特定の仲間が死んだ時、イベント設置場所に遺体があり、話しかけても死んでいるため、反応がない。(難易度★★☆☆☆)
シチュエーション1:PT内で生きている時には出現しない。
シチュエーション2:死んでPTから除外されると出現する。
シチュエーション3:話しかけても(決定ボタンを押しても)反応がない。
例題3)PT内の特定の仲間が死んだ時、イベント設置場所に遺体があり、話しかけても死んでいるため、反応がない。ただし修道院に行き、アクター「神父様」をPTに入れて連れて来ると遺体が消えている(難易度★★★☆☆)
シチュエーション1:PT内で生きている時には出現しない。
シチュエーション2:死んでPTから除外されると出現する。
シチュエーション3:話しかけても(決定ボタンを押しても)反応がない。
シチュエーション4:神父様を連れて戻って来ると遺体が消えている
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難易度は★3にしましたが、例題3でもそこまで難しくはないと思います。
基本的に「実行内容」には何も入れる必要がないため、考えなくて構いません。
答えがわかった方は明日の答え合わせで。
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