2022年01月23日
起立性低血圧・食後低血圧・薬剤性低血圧・本態性低血圧
@起立性低血圧とは?
A食後低血圧とは?
B薬剤性低血圧とは?
C本態性低血圧とは?
A食後低血圧とは?
B薬剤性低血圧とは?
C本態性低血圧とは?
@起立性低血圧とは?
起立性低血圧とは、低血圧の一種で、安静臥床後起立した際に血圧の低下が見られるものをいいます。一般的には起立後3分以内に収縮期血圧で20mmHg以上、拡張期血圧で10mmHg以上の低下とされています。
急に立ち上がった時に起こる症状として、ふらつき、めまい、頭痛、複視または視野狭窄・眼前暗黒感、四肢あるいは全身のしびれや異常感覚、気が遠くなるなどで、まれに血管迷走神経反射性失神を起こすこともあります。
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A食後低血圧とは?
食後低血圧とは、食事後に急激に血圧が下がる症状のことをいいます。食事性低血圧と呼ばれることもあります。
その典型的な症状がめまいやふらつきですが、人によっては強い立ちくらみを起こし、そのまま気を失うこともあります。高齢者の場合にはそのとき転倒して、骨折などの大ケガをすることもあるのでとくに注意が必要です。
食後低血圧が脳卒中や心筋梗塞のひきがねになる可能性も指摘されています。それだけに疑いのある場合には、早めの対応が大切です。
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B薬剤性低血圧とは?
高血圧に対して処方される降圧剤のほか、抗うつ剤や睡眠薬の影響で低血圧を引き起こしてしまう場合があります。
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C本態性低血圧とは?
安静時座位にて、収縮期血圧が100oHg未満を示し、低血圧の原因が明らかでない時に本態性低血圧症といいます。日本では1.5〜7%の人にみられ、そのうち自覚症状を訴える人は約10〜20%といわれています。全身の倦怠感や肩こり、不眠、寝起きが悪いなどの症状があって血圧を測って発見されることも多いようです。
血圧低下の原因となる心拍出量の低下や、循環血液量および末梢血管抵抗の減少は、心臓の機能や摂取する水分量によって影響されます。また、自律神経の機能にも影響を受けやすく、とくに心拍出量や末梢血管の抵抗は交感神経の緊張によって増大し、血圧の維持に大きく関係します。
一方、副交感神経の緊張は逆の作用を有し、血圧低下の原因になります。この点、本態性低血圧症では明らかな原因疾患は認められませんが、自律神経の調節がうまく働かず、副交感神経が優位になっていたり、血管の反応性が低下しているために正常血圧を維持できないと考えられています。
本態性低血圧についてはこちらが分かりやすいです。
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