2015年11月16日
結婚記念日と下流老人への道
結婚した時の約束として、
毎年結婚記念日には、赤いバラの花束をプレゼントしてもらう事になってい
た。
当然のように、バラの花束のプレゼントは関係が悪化してからは、一切なく、
私もそんな事は期待することもなく‥花束より、クレジットカードの支払いは
どーしてくれるよのって、怒りの日々だった。
(元)夫はいない事としている生活。
思春期の子供達とは、不安と怒りを抱えながらも、それなりに楽しく暮らしていた。
そんな中、家を購入してからの、何度目かの結婚記念日の夕方、
玄関のチャイムがなった。
インターホンの画面には、バラの花束を抱えた女性。
ドアを開けると、「ご結婚記念日おめでとうございますご主人様からの贈り物です。」「素敵なご主人でお幸せですね」と、ちょ〜〜〜〜〜〜〜笑顔のお花屋さん
心の中で、この方には罪はない。何も知らないんだから‥‥と、
顔が引きつりながらも、何とか笑顔で「ありがとうございます」と、花束を受けとった。
複雑な思い‥‥素直に喜べる事もなく‥‥
花にも罪はないと思い、花瓶へ。
メッセージカードには「○○さんの笑顔がまた見たいです」と‥‥
涙が止まらなかった
決して心が解けた訳ではない。バラの花束で解決できることではない、
今の現状を分かってもらえてない事で、切なさでいっぱいだった。
物を与えれば、良いと思っている単純な発想。悔しさも入り混じっていた。
せめて、自分で持ってきてくれれば。
花束じゃなくていい。正面から、本人の口からその思いを聞いたなら、
少しは私の心も解けたのかもしれない。
私が口をきかなくなってから、一度もしっかりと話し合おうとすることもなく。
頑固になっている私も、私だったけど
テーブルに飾ってある花を見て、遊びに来た友人が、「許してあげればいいのに」とつぶやいた。
その時は、私の心にその言葉は響かなかった。
今なら‥‥「許す」と言う意味が理解できる。
会話の大切さも理解できた。
離婚となり家を片付けていると時に、そのメッセージカードが出てきた。
すっかり忘れていたけど、その時にメッセージカードを捨てられなかった
自分がいたことに気が付いた。
離婚を後悔している訳ではない。
ただ、お互いにしっかりと認めあいながら、離婚する事が大切なのだと今は感じる。
(元)夫はカード地獄に陥り、今、まさに流行りの「下流老人」となりつつある。
高収入エリートサラリーマン自分が何者かであるかのように勘違いし、家庭が崩壊し、子供からも見放され、孤独な高齢者へと。
時々、私が元夫を、下流老人に引きずりこんでしまったのかと、感じることもある。
それでも私とは、縁が切れればおしまい
ただ、子供達の父親として、自分は父親であるとの自覚を感じながら、最期はまっとうに生きて欲しいと願うだけです
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た。
当然のように、バラの花束のプレゼントは関係が悪化してからは、一切なく、
私もそんな事は期待することもなく‥花束より、クレジットカードの支払いは
どーしてくれるよのって、怒りの日々だった。
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インターホンの画面には、バラの花束を抱えた女性。
ドアを開けると、「ご結婚記念日おめでとうございますご主人様からの贈り物です。」「素敵なご主人でお幸せですね」と、ちょ〜〜〜〜〜〜〜笑顔のお花屋さん
心の中で、この方には罪はない。何も知らないんだから‥‥と、
顔が引きつりながらも、何とか笑顔で「ありがとうございます」と、花束を受けとった。
複雑な思い‥‥素直に喜べる事もなく‥‥
花にも罪はないと思い、花瓶へ。
メッセージカードには「○○さんの笑顔がまた見たいです」と‥‥
涙が止まらなかった
決して心が解けた訳ではない。バラの花束で解決できることではない、
今の現状を分かってもらえてない事で、切なさでいっぱいだった。
物を与えれば、良いと思っている単純な発想。悔しさも入り混じっていた。
せめて、自分で持ってきてくれれば。
花束じゃなくていい。正面から、本人の口からその思いを聞いたなら、
少しは私の心も解けたのかもしれない。
私が口をきかなくなってから、一度もしっかりと話し合おうとすることもなく。
頑固になっている私も、私だったけど
テーブルに飾ってある花を見て、遊びに来た友人が、「許してあげればいいのに」とつぶやいた。
その時は、私の心にその言葉は響かなかった。
今なら‥‥「許す」と言う意味が理解できる。
会話の大切さも理解できた。
離婚となり家を片付けていると時に、そのメッセージカードが出てきた。
すっかり忘れていたけど、その時にメッセージカードを捨てられなかった
自分がいたことに気が付いた。
離婚を後悔している訳ではない。
ただ、お互いにしっかりと認めあいながら、離婚する事が大切なのだと今は感じる。
(元)夫はカード地獄に陥り、今、まさに流行りの「下流老人」となりつつある。
高収入エリートサラリーマン自分が何者かであるかのように勘違いし、家庭が崩壊し、子供からも見放され、孤独な高齢者へと。
時々、私が元夫を、下流老人に引きずりこんでしまったのかと、感じることもある。
それでも私とは、縁が切れればおしまい
ただ、子供達の父親として、自分は父親であるとの自覚を感じながら、最期はまっとうに生きて欲しいと願うだけです
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