2018年09月17日
書評『ありがとう実験動物たち』
![IMG_20180916_180556.jpg](/happiness8everybody/file/IMG_20180916_180556-thumbnail2.jpg)
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、太田京子様の「ありがとう実験動物たち」です
このような方にお勧めです
「医療関係者 動物を愛する人 命の尊さをより深く知りたい人」
著者の方のプロフィール
「1948年東京生まれ 日本女子大学文学部卒業 著書多数(人はクマと友だちになれるか? 100グラムの命 他)」
まとめ
実験動物たちのお世話をしている人がいることは何となく知っていたが、実際に文章で触れてみて、人間のための動物のお世話をすることに自分の人生を捧げている人への敬意と私たちの生活をよりよくするために自分の命をささげている動物たちに感謝をもっと意識しなければならないことを痛感した
実験動物となる命に重い軽いの判断するべきではないことは重々わかってはいるものの、この本を読むまでは例えばお酒の席や、子供たちとの会話の中でのみ動物実験についての話が出たことはなかった
そしてその内容といえば、食べ物を粗末にしてはいけない。という事のみで動物の命の大切さを話し合っていた私が情けなく思う
これまでの私の動物実験での知識(様々な本)は、その対象は多くはマウスであって、他には馬、サル、犬であった
ブタがその対象動物であったこともこの本で知ることとなった
ブタは主に食用としてでしか考えたことはなかったが、豚にはもう一つの実験動物としての役割もあったのかと思うと特にブタは人間のために生きているようなもので、何とも言えない心境になる
動物実験で幸運にも生き延びる命が出ることがあるという
過去(著者体験)にブタが一頭だけ生き延びることがあった時の話が載っている
体重制限や年齢制限などがその対象となる動物たちに設けられていて、安楽死(実験後ほとんどすべての動物たちはこの道をたどる)等を免れ実験動物としての対象ではなくなってしまった動物もまた安楽死という選択をされる
しかしこれを何とかしようと動き出した著者は幸運にも生き延びたブタを安楽死という選択をされるまでの時間を利用し、里親探しをはじめ見事に里親が見つかったのだ
これも読んでいて、保健所に保護され殺処分を余儀なくされる動物たちを思い出した
別に悪いことではないのだがペットショップで動物を購入する人たちがいる中で、保健所へ足を運び里親となる人たちがいる
里親となるべく引き取りに行く人たちはそこできっと多くの動物たちを知るはずだ
そしてその中から一匹、または数匹を選ばなければならないだろう
それでも選ばれた動物たちは生きることができ、もちろん選ばれなかった動物たちは殺処分となる
殺処分の対象となる動物たちもまた、動物実験の対象としてはできないのだろうか?
もちろん衛生管理の行き届いた実験施設に野良たちを入れるわけにはいかないことはわかるがせめてただ単に殺処分をするのではなく、人間本位で大変申し訳ないが今後の医療に貢献させてあげることは無理なのか!?人間の医療に貢献と同時に、その動物たちと同じ種の今後の医療にも同時に貢献できる手段はないのだろうか(知識不足で申し訳ない。もし知っている人がいたら教えてほしい。よろしくお願いします)
保健所に引き取られた動物たちで里親が見つかることができずにいた場合、動物実験対象となり、さらにそれを生き延びた動物たちは新たに里親に見つけてもらうチャンスが与えられる
残酷にも思えるかもしれないがこのようなサイクルが出来上がっている事、もし出来上がっていなければ今後出来上がってくれることを祈りたいと思う
里親探しで保健所に行く人たちへ、動物実験で幸運にも生き延びた動物たちも里親を探していることを知ってほしい
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
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