2019年09月20日
お迎え
自宅でみとられた患者の約4割が、亡くなる前、すでにいない親の姿を見たと語るなど、いわゆる
「お迎え」
体験を持ち、それが穏やかなみとりにつながっているとの調査研究を、宮城県などで在宅医療を行っている医師らのグループがまとめた。
在宅診療を行う医師や大学研究者らが2011年、宮城県5か所と福島県1か所の診療所による訪問診療などで家族をみとった遺族1191人にアンケートした。
「患者が、他人には見えない人の存在や風景について語った。あるいは、見えている、聞こえている、感じているようだった」
かを尋ねた。
回答者541人のうち、226人(42%)が
「経験した」
と答えた。
患者が見聞きしたと語った内容は、親など
「すでに死去していた人物」
(51%)が最も多かった。
その場にいないはずの人や仏、光などの答えもあった。
「お迎え」
を体験した後、患者は死に対する不安が和らぐように見える場合が多く、本人にとって
「良かった」
との肯定的評価が47%と、否定的評価19%を上回った。
調査は、文部科学省の研究助成金を得て実施。
「お迎え」
体験は経験的にはよく語られるが、学術的な報告はきわめて珍しい。
(2012年6月21日15時57分 読売新聞)
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
posted by 暇つぶしに読める話のまとめ at 07:00
| 怖い話