2019年08月30日
オムライスとごはん
20年前ぐらいの前の話当時俺の家はいわゆる片親ってやつで、すげぇー貧乏だった。
子供3人養うために、かぁちゃんは夜も寝ないで働いてた。
それでもどん底だった・・・俺は中学卒業してすぐ働きに出た。
死ぬほど働いた。
遊んでる暇なんてなかった。
1年ぐらいして同級生に久しぶりに会った。
飯食いに行こうって話になった。
メニューの漢字・・・読めなかった。
読めたのは、一つだけカタカナで書いてあった
「オムライス」
だけ。
同級生は
「焼きそばとごはん」
って注文した。
無知な俺は
「じゃあ俺はオムライスとごはん」
って店員に言った。
店員、固まってた。
クスクスって笑い声も聞こえてきた。
そしたら同級生
「さっきのキャンセルね!!俺もオムライスとごはん!!」
・・・店出た後、同級生が一言
「うまかったな」
って言った。
「仕事がんばれよ」
って言ってくれた。
泣けてきた心の底から人に
「ありがとう」
って思った。
そいつは今でも親友です。
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posted by 暇つぶしに読める話のまとめ at 07:00
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