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2024年09月18日

シナジーのメタファーの作り方10

6 まとめ

 今後は、作家の数を増やすことが課題になる。その際、バランスを意識して、東西南北とかオリンピックをイメージする。また、一作家の異なる小説間のリンクのみならず、作家違いでもデータベース間でリンクが張れると、予期せぬものが見えてくるため、シナジーのメタファーは分析力が上がっていく。文学をマクロに研究するには、やはり地球規模とフォーマットのシフトが必要十分な条件となる。

【参考文献】
井上靖 『わが母の記』 講談社 2012
日本成人病予防協会監修 『健康管理士一般指導員受験対策講座』テキスト3「心の健康管理」ヘルスケア出版 2014 
日本成人病予防協会監修 『健康管理士一般指導員受験対策講座』テキスト6「身体を守る健康知識」ヘルスケア出版 2014 
花村嘉英 『計算文学入門−トーマス・マンのイロニーはファジィ推論といえるのか?』 新風舎 2005
花村嘉英 『从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む』 华东理工大学出版社 2015
花村嘉英 『日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用(日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで)』 南京东南大学出版社 2017
Elkhonon Goldberg, 沼尻由紀子訳 『脳を支配する前頭葉』 講談社 2007
Nadine Gordimer The Late Bourgeois World Penguin Books, 1966(福島富士男訳『ブルジョア世界の終わりに』スリーエーネットワーク、1994)

花村嘉英(2018)「シナジーのメタファーの作り方について」より
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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