アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2021年10月03日

リスク社会学の観点からマクロに文学を考えるー危機管理者としての作家について7

(1) 共分散の公式

共分散=[(x の各データ−x の平均値)x(y の各データ−y の平均値)]の和/データ数
=[(x の偏差)x(y の偏差)]の和/データ数
= x と y の偏差積の和/データ数

 例えば、「土地が広ければ、不動産価格が高い」という関係があるとき、土地の広さと平均坪数との差が大きいほど、不動産価格と平均価格との差も大きいと考えられる。すると、(土地の広さ−平均坪数)と(不動産価格−平均価格)の積も平均的に大きくなる。
 つまり、すべての土地について計算した(土地の広さ−平均坪数)x(不動産価格−平均価格)を合計し、その合計を不動産の数で割って求めた平均は、土地の広さと不動産価格の間にある関係の強さを表すと考える。この平均が土地の広さと不動産価格の共分散である。
そして、共分散を土地の広さの標準偏差と不動産価格の標準偏差の積で割ると、土地の広さと不動産価格の相関係数になる。

(2) 相関係数

相関係数=土地の広さと不動産価格の共分散/土地の広さの標準偏差 x 価格の標準偏差
ここで、標準偏差は、各データ−平均値からなる偏差の二乗の合計の平方根である。また、各データ−平均値からなる偏差の二乗の合計は、偏差平方和となり、分散と呼ばれる。

(3) 相関係数の一般公式

相関係数=XY の偏差平方和/√(X の偏差平方和)x(Y の偏差平方和)

花村嘉英(2019)「リスク社会学の観点からマクロの文学を考察するー危機管理者としての作家について」より
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11008747
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
<< 2024年09月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
花村嘉英さんの画像
花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。