2018年03月03日
ガソリンタンクの水抜き(水抜き剤)は必要か
以前はガソリンスタンドでよくすすめられた水抜き剤ですが、最近はセルフのスタンドが増え、あまり耳にする機会も減りました。では、ガソリンタンクの水抜きは今でも必要なのでしょうか?ここではガソリンタンクの水抜きが必要なものなのか、みていきましょう。
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ガソリンタンクになぜ水が溜まるのか?
水を入れているわけでもないのに、ガソリンタンクに水が溜まるわけが無いと考えるでしょう。しかし、密閉されているはずのガソリンタンクに水は溜まります。ガソリンタンクに溜まる水の原因は、「結露」と言われています。タンク内のガソリンは燃料ポンプによってエンジンに送られるため、タンク内は真空に近づいていきます。そして給油する事によって、ガソリンと一緒に外気もタンク内に若干入り込むのです。外気は水蒸気を含んでおり、これが夜などに気温が低くなった時にタンクの内壁で結露したり、また燃料が少なくなってきて気圧が下がってくると結露の原因となります。ガラスが曇るようなイメージです。
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水が溜まるとどうなるのか?
ガソリンは油ですから、水とは決して混ざらず分離します。そして水は油より比重が重いので、結露した水はタンクの底に溜まっていきます。ガソリンタンクは鉄でできていますので、水が溜まっている状態だと当然腐食が始まります。水と接触している部分が腐食を起こし、タンク内壁に広がっていきます。ただし、現在は錆びない樹脂製のガソリンタンクへと、ほとんど置き換わっています。また、樹脂製の場合、結露も起きにくいとされています。ガソリンタンクには、燃料パイプへとつながる部分のフューエルストレーナー、フューエルフィルターで錆などの不純物はろ過されますが、水分はそのままエンジンに運ばれます。少しであれば特に問題はありませんが、場合によっては、エンジンの始動性の悪化、燃焼不良によりノッキングなどの症状になって表れます。
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水抜きは必要なのか?しないとどうなるか?
水抜き剤が必要かどうかは、考え方によります。使用している地域によって、昼夜の気温差も違いますので、結露による水混入の可能性も違います。また車種によって燃料タンクの素材・形状の違いによる結露の発生度合も異なります。そもそも「水抜き剤」と呼ばれていますが、水を抜くわけではなく、アルコールのようなもので水を取り込み、ガソリンと一緒に燃焼させてしまう働きをする添加剤です。水抜き剤を使用せずに水が溜まったままの状態で、錆等の影響が出るまでにどのくらいの時間がかかるかは、地域や気候、自動車の使用状況によっても違います。また、ある程度古い年式の車は、ガソリンタンクが鉄製の可能性があります。その場合は、錆が発生している可能性も考慮し、整備工場などで診てもらい、まず状態を把握する事をおすすめします。その上で、水抜き剤で問題ないのか、ガソリンタンク下部から水を抜き取る必要があるのか、ガソリンタンクあるいは燃料系のパイプも交換する必要があるのかなど、程度によって対策が異なります。エンジンの始動性やノッキングの症状があるようであれば、早めに点検してもらうと良いでしょう。
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ガソリンタンクになぜ水が溜まるのか?
水を入れているわけでもないのに、ガソリンタンクに水が溜まるわけが無いと考えるでしょう。しかし、密閉されているはずのガソリンタンクに水は溜まります。ガソリンタンクに溜まる水の原因は、「結露」と言われています。タンク内のガソリンは燃料ポンプによってエンジンに送られるため、タンク内は真空に近づいていきます。そして給油する事によって、ガソリンと一緒に外気もタンク内に若干入り込むのです。外気は水蒸気を含んでおり、これが夜などに気温が低くなった時にタンクの内壁で結露したり、また燃料が少なくなってきて気圧が下がってくると結露の原因となります。ガラスが曇るようなイメージです。
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ガソリンは油ですから、水とは決して混ざらず分離します。そして水は油より比重が重いので、結露した水はタンクの底に溜まっていきます。ガソリンタンクは鉄でできていますので、水が溜まっている状態だと当然腐食が始まります。水と接触している部分が腐食を起こし、タンク内壁に広がっていきます。ただし、現在は錆びない樹脂製のガソリンタンクへと、ほとんど置き換わっています。また、樹脂製の場合、結露も起きにくいとされています。ガソリンタンクには、燃料パイプへとつながる部分のフューエルストレーナー、フューエルフィルターで錆などの不純物はろ過されますが、水分はそのままエンジンに運ばれます。少しであれば特に問題はありませんが、場合によっては、エンジンの始動性の悪化、燃焼不良によりノッキングなどの症状になって表れます。
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水抜きは必要なのか?しないとどうなるか?
水抜き剤が必要かどうかは、考え方によります。使用している地域によって、昼夜の気温差も違いますので、結露による水混入の可能性も違います。また車種によって燃料タンクの素材・形状の違いによる結露の発生度合も異なります。そもそも「水抜き剤」と呼ばれていますが、水を抜くわけではなく、アルコールのようなもので水を取り込み、ガソリンと一緒に燃焼させてしまう働きをする添加剤です。水抜き剤を使用せずに水が溜まったままの状態で、錆等の影響が出るまでにどのくらいの時間がかかるかは、地域や気候、自動車の使用状況によっても違います。また、ある程度古い年式の車は、ガソリンタンクが鉄製の可能性があります。その場合は、錆が発生している可能性も考慮し、整備工場などで診てもらい、まず状態を把握する事をおすすめします。その上で、水抜き剤で問題ないのか、ガソリンタンク下部から水を抜き取る必要があるのか、ガソリンタンクあるいは燃料系のパイプも交換する必要があるのかなど、程度によって対策が異なります。エンジンの始動性やノッキングの症状があるようであれば、早めに点検してもらうと良いでしょう。
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