エンジョイ・ムービー

現在ふりーむ！で１分ノベルコンテストを開催しているそうです。スマホで出来ることが必須条件なあたり時代を感じます（笑）１分だとプレイする側も「とりあえずやってみるか」という気になるので、結構この企画いいかも。

と、1分ゲームの話はここまで。

久しぶりに長編（中編？）のフリーゲームをプレイしたので感想を。



【タイトル】フィギュアディテクト
【制作者】ルファベー（ガデベー）さん
【紹介文】　正解なら犯人は公開処刑、不正解なら犯人だけ脱出。推理デスゲーム。主人公は共同生活体験ゲームを開発した。自分の脳のデータを送ることで、人工知能プログラムを搭載した架空の人物たちと楽しい共同生活を送れるゲームだった。しかし何者かによってゲームが乗っ取られ、主人公は元の世界へ帰れなくなってしまう。
「アナタ達にはこれから殺人事件を起こしてもらいます。」
「主人公には犯人を当ててもらいます。正解なら犯人は公開処刑、不正解なら犯人にご褒美を…」
オーバースペック（特殊能力）を持った架空の人物（人工知能キャラクター）達と繰り広げられる殺し合い。
（ふりーむ！より）

＊　＊　＊

推理系ですがカテゴリ作ってない&ADVでもあるのでそちらにカテゴライズしておきます。

実はこの作品、結構前にプレイしたのですが、その時は挫折（！）してしまって。‥というのもキャラが多くまだ頭に入りきっていない内に討論が開始されて、なおかつその討論の操作がちょっと分かりにくくて挫折してしまいました。
たぶんこういうプレイヤーは私くらいじゃないでしょうか…。実のところこの作品とっても丁寧に設計されています。キャラ８人分が把握できるよう交流タイムが設けられている他、討論のチュートリアルもきちんと導入されている。推理の流れも自然で無理がない。あとRPGツクール製で上から見下ろす絵が、全体を把握しやすくこれも推理しやすい条件に適ってるかと思います。

じゃあなんでキャラ把握できなかったんだって感じですが（汗）テンポがいい分入って来なかったんですよ（言い訳）。セリフにキャラ名が入ってると良かったんですが…。
ということでキャラ一覧を。（画像はこちらで編集しましたが良くないようでしたら消します。）



主人公・シミュ。驚いた時の表情をチョイスしてしまいました‥。すみません。



シミュの親友ヤルヤ。オーバースペック（特殊能力）はジャンプ。活発で男勝りな性格。



アイハ。オーバースペックは「耳」。キャラ紹介によると小動物系とのこと。



ズズ。オーバースペックは「強靭」。武士っぽい喋り方をする。スズだと思ってたらズズでした。



ネム。オーバースペックは「ダッシュ」。おとなしいというか無口。



イリシー。オーバースペックは「持久」。ネムと仲良し。



クドナ。オーバースペックは「目」。キャラ紹介では好戦的とのこと。



ウサキ。オーバースペックは「バランス」。お嬢様。ウサギだと勘違いしてた…。



ラウラ。タイトル画面にもいる悪役の子。

＊　＊　＊

外見で区別がしっかりと出来るので、きちんと計算して作られてるなぁと思いました。しかも差分が結構多いんですよ。ラウラはパターン多かったのではないでしょうか？


討論のときは、大抵シミュ以外のキャラが「私は〇〇が犯人だと思う。なぜなら〜で〜だから…」といった感じで話を進めてくれます。シミュ（＝プレイヤー）はその子の「間違っているところ」を選択肢から選んで、次に「その証拠」を選択肢から選びます。
キャラの推理をもう一度聞きたい場合はキャンセル（マウスだと右クリック）を押す。

その他、自由時間のときにメニュー画面でルール確認ができます。↓




＊　＊　＊

ゲームの世界ならではの設定（特殊能力）が、トリックを複雑にしてなくて良かったです。現実世界だったらその殺人を遂行するために色々なトリックを仕込まなければならず、話が長くなったり複雑化するかもしれない。しかし特殊能力がその弱点を補ってくれる。しかもゲームの世界だからという理由とうまくマッチしていて、うまい設定だなと思いました。


クリアまで大体２時間程でした。

ブラウザ版はこちらからプレイしました（フリーゲーム夢現）。
https://freegame-mugen.jp/adventure/game_7802.html

ふりーむ！版はこちら
https://www.freem.ne.jp/win/game/19717



※2020/4/18追記しました（URL貼り忘れてました…）