遊び相手に逃げられて、赤ずきんはとぼとぼ歩きだす。
とっても楽しい遊びを知っているのに、みんなみんな逃げてしまうのです。
寂しい寂しい赤ずきん。
ああ、お願いです。誰か彼女と遊んであげて?
道端で、すやすや眠るいばら姫。そこに赤ずきんが通りがかった。
すやすや、すやすや。求める眠りに包まれて、幸せそうないばら姫。
それを見ていた赤ずきん。にっこり笑みを浮かべると、
さも当然というようにいばら姫に殴りかかった。
だれか一緒に遊びましょう?天使のような笑顔を浮かべて赤ずきんやってくる!
剣でぶっすり。斧でぐちゃっ!瞳をきらきら輝かせながら、銃をバンバン打ち放つ。
遊ぼう、遊ぼう、遊ぼう、遊ぼう!
早く作者を蘇らせていっぱいいっぱい殺したい!
赤ずきんは知覚する。血の匂い。暴力の音。苦痛の叫び。
――これ、大好き!
もっと血を。もっと傷を。もっと悲鳴を。ちょうだいちょうだいちょうだいちょうだい!
その為に作者の力が必要ならば、蘇らせて――また、殺そう。
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