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2017年07月17日

全てのものを打ち砕く最高の宝石“ダイヤモンド”(金剛石)

一般に「乳海の攪拌」と呼ばれているインド神話の物語−。
アスラ(阿修羅)と呼ばれる魔族が勢力を蓄え、地上で権力を奮う神々を脅かしたときのことだ。弱り果てた神々は、神々の頂点に立つヴィシュヌ神に救いを求めた。話を聞いたヴィシュヌ神は神々のために策略を練り、神々と魔族の全員に向けて、「永遠の生命を保証する霊薬アムリタを作ろう」と提案した。すると、全員が賛成した。霊薬アムリタは神々だけでなく、魔族にとっても貴重なものだったからだ。

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すぐにも、神々と魔族の共同作業が始まった。世界中のあらゆる植物と種子が集められ、大海に投げ込まれた。この海を掻き回す攪拌棒には、マンダラ山が利用された。また、攪拌棒を回転させる縄には、長大なヴァースキ竜というナーガ(蛇)族の王が採用された。このヴァースキ竜をマンダラ山に巻き付け、その両端を神々と魔族が、まるで綱引きのように引っ張り合うのである。ヴィシュヌ神は巨大な亀に変身して、攪拌棒を支える軸受けの役割を果たした。

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こうして大海が攪拌されると、様々な物質が混ざり合い、海は乳白色となった。そこからは様々な宝物が生まれてきた。願いが叶う聖牛、酒の女神、天界の樹木、宝石…などである。そして、このとき誕生した宝石の中に、永遠不滅とされる「抜折羅石」があった。この「抜折羅石」こそ、ダイヤモンドだったのである。

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神話という非常に古い時代の物語に、既にダイヤモンドが登場していることからも分かるように、インドにおけるダイヤモンドの歴史は古い。そもそも1726年にブラジルでダイヤモンドが発見されるまでは、ダイヤモンドの産地はインドしかなかった。従って、世界で最初にダイヤモンドを利用したのもインド人だったわけだが、それはインド南部に住んでいたドラビダ族で、紀元前7〜8世紀のことだったという。

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面白いのは、この当時の習慣から、ダイヤモンドの重さを量る単位が決められたということだ。ドラビダ族はダイヤモンドの重さを量るのに天秤を使い、一方の皿の上にカロブあるいはカラットと呼ばれる木の実を乗せた。ダイヤモンドの重さの単位がカラットと呼ばれるのは、このためなのだという。

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