斉藤珠樹のパワーストーンコレクション

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　パワーストーンを手に入れ、浄化による初期化を行ったら、次にプログラミングを行います。プログラミングというのは、自分の想いと願いを石に伝えて刷り込み、石と自分のエネルギーラインを繋ぐ作業のことです。石との繋がりを深めることで、石のエネルギーを十分に活用できるようになります。
　新米の魔法使いが、手に入れた魔道具を上手に使いこなせず、四苦八苦する場面を本や映像の物語で見たことがありませんか？ あれと同じで、石と自分のエネルギーラインが繋がり、意志の疎通ができ、互いの信頼関係を築けないと、パワーストーンは持ち主の想いに応えてくれません。強い想いも無く、持ち主が何も努力せず、手に入れた石をただ持っているだけでは、グレートスピリットの力は発動しないのです。
　ですから、プログラミングは最初だけ行えばいいというものではありません。自分の望みを見失わないためにも、石を持ち続ける限り幾度も行うべきものなのです。

　元々が自然界に存在していたものですから、土中、川、海、湖など、自然に還してあげるのが一番です。燃えないゴミとして捨てても、問題はありません。神社や寺社で、お焚き上げしてもらうのも良いでしょう。
　色褪せたり割れたストーンは、持ち主の身代わりとなって傷んだ可能性もあるので、これまでの守護に対する感謝の心を持って手放すことが大切です。
　また、大きなクラスターを捨てる場合は、不法投棄とならないよう、ショップや清掃事務所へ相談した方が良いかもしれません。

　折句（おりく）とは、文章や詩の中に、句頭の連なりで別の意味を持つ言葉を織り込む言葉遊びです。
　複数の種類のパワーストーンを組み合わせたアクセサリーを作る場合、折句による組み合わせで自分自身のメッセージを込めるのも一つの方法です。
　例えば、左から順に「Hyacinth（ヒヤシンス石）」「Opal（オパール）」「Prehnite（プレナイト）」「Emerald（エメラルド）」を並べると、頭文字の連なりが「Hope（希望）」になります。18世紀のフランスやイギリスでは、このような方法で宝石を組み合わせ、自分オリジナルのアクセサリーを作ることが大流行しました。

主に次の5つの要素により、ストーンの効能が決まります。

�@ その石の効能に関する古くからの言い伝え
�A 石の色
�B 身に付ける体の部位
�C 石の形
�D 石が表現しているモチーフの種別（ハート型、十字架型 etc）

　パワーストーンの効能を決める要素の中で、色は最も重要なファクターの一つです。
　色というのは、人間の心に色々なイメージを与えます。それは「色霊」（しきだま）と言って、一色一色に宿る色の霊（スピリット）が、人間の心に自分の色の持つ意味も伝えるからです。例えば、高僧が纏う紫の法衣は、成仏や神などの意味があります。太古の呪術者は、色の羅列で文章を伝える事さえ出来たと言われています。

ネックレス、ペンダント、ブローチ、ブレスレット、指輪などのアイテムは、それぞれ身に着ける体の部位が異なることから、それぞれ異なる効果を持っています。（※指輪の効果は指ごとに異なるので、別項で取り上げます。）

☆ネックレス
首の周りを石が取り囲みます。
ネックレス自体に、たくさんの石のパワーを集約する効果があります。また、首は喉のチャクラに近いので、表現能力、コミュニケーション能力を高める働きがあります。
☆ペンダント・ブローチ
心臓近くに石が置かれます。
したがって、美、愛、慈悲心など、感性を豊かにするのに役立ち、心身の健康を保ちます。
☆ピアス
耳は宇宙的叡智と関係があり、知恵や予知能力を高めます。その意味で、第六チャクラ（額）や第七チャクラ（頭頂）と似た効果があります。
☆ブレスレット
中国医学では、手首の脈で全てを判断します。その意味で手首は全身に関係しており、全てのチャクラに平均的にパワーを注ぎ込むのに役立ちます。
☆ストラップ
最もよく視界に入るアクセサリーです。つまり、ストラップのパワーは目や第三の目（額のチャクラ）から体に取り込まれます。故に直観力、集中力を高めるのに役立ちます。

5本の指にはそれぞれ意味があり、右手か左手かということより、どの指かということの方が重要です。結婚指輪が代表的ですが、指輪は結婚、絆、誓い、契約を意味します。また、指輪の穴は天から流れ出たパワーが通過する場所です。そのパワーが、指から人間に取り込まれるのです。

☆親指
権力と関係があります。男性的な意味では精力、女性的な意味では多産を表します。古代ローマ時代には、力を失わないために、結婚指輪以外の指輪は親指にする習慣がありました。
☆人差し指
行き先を指示する指であり、幸運へと導いてくれます。また、組織や家庭を平和に統治します。
☆中指
救済や復活の希望を意味します。つまり、失恋や失敗から立ち直る力をもたらす指です。
☆薬指
心臓と最も関係のある指です。昔、薬指の血管は心臓と直接繋がり、愛が宿る心臓を支配すると信じられていました。それで、左手の薬指に結婚指輪をはめるようになったのです。
☆小指
霊感や予知の指です。小指で耳を塞ぐことで、内なる声が聞こえてきます。

　ストーンのパワーの一つに、モチーフ（形が表現するテーマ）のパワーがあります。形というのは、ストーンそのものの形、ストーンに彫られた彫刻の形、ストーンが取り付けられている装飾品の形のことです。
　ですから同じ種類の石であっても、十字型、ハート型、植物の形、動物の形、星座の形など、モチーフが異なるとパワーも異なってきます。モチーフは、それ自体が特別なパワーを持っているのです。

三角形、四角形、五角形、六角形には、それぞれの図形が秘めている数字のパワーがあります。

・三角形
三角形は数字の３のパワーを持っています。世界的に、３は最も基本の数、完璧な数であり、神、宇宙、人間の霊的な面を表しています。特に正三角形は、神的な調和を意味します。
・四角形
四角形の４は、東西南北の四方との関係で大地を表し、堅固で安定したものを意味しています。円が自由な動きを表すのに対し、四角形は不動のイメージを有します。
・五角形
五角形そして五芒星形は５のパワーを持っています。５＝２＋３ですが、古くから２は女性数、３は男性数とされています。従って、５は女性と男性の結合なので、結婚、幸福、目標の達成などを意味しています。また、五芒星は人間が両手両足を広げた形に似ていることから、人間のシンボルであり、小宇宙を意味します。また、５は知識のシンボルであり、悪魔を祓うパワーを持っています。
・六角形
六角形または六芒星形は、二つの正三角形を重ねた形で、女神と男神の結婚を意味します。また、上昇する力（△）と下降する力（▽）の結合であり、正反対のもの同士の調和、すなわち完璧な統一を意味します。

一般的な図形には、伝統的にシンボリックな意味とパワーがあります。

・円
円は始まりも終わりもない図形で、完全、永遠を意味しています。
・卵型
卵からは新しい命が生まれてくるので、生命力や潜在的パワー、起源を意味します。
・勾玉
日本の古代遺跡でよく発見される勾玉の形は、それを二つ合わせると太極図の形になります。それは陰と陽、男性と女性の組み合わせであり、六芒星にも似た完璧な統一を意味しています。また、勾玉は胎児の形に似ていることもあり、生命力を意味します。
・十字型
十字型といえば救世主の愛の象徴ですが、数字の４との関係から、大地や安定の意味もあります。また、十字路の形であり、宇宙の中心を意味することから、人や物の出会い・移動の意味もあります。
・ハート型
心臓、生命力の中心、感受性、優しさ、愛などを意味します・
・リボン型
花が開花するように見えるので、成功、成就、勝利を意味します。しかし、人を縛るというマイナスのイメージもあります。
・鍵型
心を開く、魔を封じ込める、秘密の伝授といった意味があります。