海外に銀行口座を開設するメリット
日本の銀行の低金利、円安が進む中、海外に銀行口座を開設することで日本よりも高い利息収益を得られるメリットがあります。
マレーシアのメインバンクで給料を預けていた時の利息収益が日本の1300倍でウハウハだったのに対し、帰国して日本に預けていた口座の利息収益額が雀の涙ほどしかなく愕然としました。
今回は、海外に口座を開設した場合の銀行金利を比較してみました。
海外メガバンクの金利比較
2022年11月時点での海外メガバンクの金利を比較したのがこちらです。
日本の銀行の圧倒的金利の低さ!!もはや限りなくゼロに近い。
海外で働く日本人が円安の恩恵だけでなく銀行金利でも有利なことが分かります。
海外に銀行口座を持つデメリット
銀行金利に関しては日本と比較するとメリットが大きいですが、デメリットもあります。
為替による損失の可能性
外国通貨をその国で消費する分には問題ないですが、日本円に換金する際、為替レートが影響します。
例えば、米ドルを1ドル=105円のときに購入した後、為替レートが円安方向に動いて1ドル=120円となった場合、購入していたドルを円に交換すれば1ドルにつき15円の利益を得ることになります。
逆に、為替レートが円高に進んで1ドル=100円となった場合は1ドルにつき5円の損失をこうむることになります。
口座凍結のリスク
一定期間取引がないと口座が凍結される場合があります。たとえオンラインでの引き落とし取引があったとしても入金の取引がない場合は半年で口座が凍結される銀行もあるため、口座を開設する際には事前に口座維持のための条件を確認する必要があります。
口座が凍結されてしまった場合、規定の年数以内に直接現地の銀行へ出向かないと、資産そのものも受け取れなくなってしまうリスクがあります。
銀行破綻のリスク
銀行の経営難によって銀行そのものが破綻するリスクがあります。
資産の保証制度がない場合、預けた資産を受け取れなくなる可能性もあります。
まとめ
日本の銀行にお金を預けていても、お金は増えないどころか価値も下がりつつあります。
直接海外へ行き銀行口座を開設するのは難易度も高いですが、海外へ行かずとも外貨預金で資産形成する方法もあります。また、日本の銀行でも金利に差があるので、一度見直してみるのも良いかもしれません。
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