2023.2.3 情報を更新しました。
【更新情報】マレーシアのデジタルノマドビザにおける税率の更新
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マレーシアがノマドビザの発行を開始!
マレーシアに住んでいる時から気になっていたノマドビザ。
ついにマレーシアも2022年10月からノマドビザの発行を開始しました。
開始当初より少し情報も出てきたので、リアルな情報をまとめてみました。
私がマレーシアに住んだわけ
マレーシアは、バックパッカーとして初めて行ったときはそれほど気に入る国ではありませんでした。
宿はタイに比べて高いし、汚いし・・・
しかし何度か訪れているうちに、食生活のことや文字がアルファベットで読めるという点から長期滞在に向いていて、住むならマレーシア!というように考えも変わっていきました。
マレーシアは他民族国家で、都市部であればマレー料理から中華、インド料理、アラブ料理、日本料理など、あらゆる食を堪能することができます。
しかもどれも私の好みに合うのか美味しい!!
治安も比較的よく、海外移住に興味がある方にはオススメの国です。
私は事情があって帰国してしまいましたが、いつかまたマレーシアで生活したいと思っています。
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マレーシア基本情報(個人的主観含む)
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【首都】クアラルンプール(Kuala Lumpur)
通称KL(ケーエル)と言います。
【公用語】マレー語
公用語はマレー語ですが、都市部の英語の通用度は非常に高く、公共の手続きなどはほぼ英語で可能ですし、スーパーやレストランも英語が通じます。
世代にもよりますが、学校教育を英語で受けている人も多く、英語を普通に話せる人が多いです。
多民族国家で、マレー系、中華系、インド系が主な民族です。近年では、ミャンマー、ネパール、バングラデシュ、アラブ圏から来た人も多いです。
【気候】高温多湿の南国です。
年間平均気温27℃。紫外線は強く比較的カラっとしていて、個人的には日本の方が暑く感じます。
公共交通機関やオフィス内はエアコンが効きすぎて寒いので、寒さ対策が必要です。オフィスなどは設定温度が16℃にされていることが多いです(エアコンの最低設定温度…)。
【宗教】イスラム教
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宗教はイスラム教徒が最も多く、仏教、儒教、キリスト教、ヒンズー教などが共存しています。
そのため、国民の祝日は主な宗教の祝日となっているので、年間のイベントが多いです。
また、各州ごとに王様がおり、各州の王様の誕生日も祝日になります。
他にも、弱小のサッカーチームが優勝したりすると、翌日突然祝日になったりもします。
色んな意味で、とてもフレキシブルな国です。
【インターネット普及率】
インターネットの普及率は高めで、公共の場やホテルなどは通信可能です。
ただ、ホテルのインターネットの速度はあまり早いとは言えないので、仕事で利用する場合は個人契約のモバイルWifiを持参するなど対策が必要です。
【治安】
治安は日本と比較すると悪いですが、窃盗や夜間の移動などに気を付ければ比較的治安の良い国です。
景気が悪くなるとスリや窃盗が増えます。
子供の誘拐は多いようで、子供だけで通学している様子はあまり見かけません。必ず大人が付き添って通学しています。
【食事】
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都市部はスーパーで日本食材や韓国食材が買えます。クアラルンプールは伊勢丹などの日系のスーパーもあります。
レストランもマレー、中華、インド、アラブ、韓国、西洋、日本と様々な選択肢があります。
3年間私はほとんど自炊しませんでした。
ローカル料理であれば、自炊するより安いです。
ノマドビザ詳細(手続き)
マレーシアは日本人はビザなしで90日滞在できます。
そのため、新設されたデジタルノマドビザは有効期限3-12ヵ月で、延長すれば最大2年間滞在できます。
現在のところIT関連以外の職種でのノマドビザはありません。
(全体が表示されていない場合は横スクロールでご覧ください)
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マレーシアのノマドビザのメリット・デメリット
マレーシア以外にもノマドビザを発給している国はいくつかあります。
しかし、マレーシアは取得のハードルが非常に低いのでオススメです。
同じくらいのタイミングでノマドビザを開始したタイは、過去2年間の年収がUSD80,000以上(約1040万円)であることと、年間売上高がUSD1億5,000万以上の会社で3年間以上働いていることが条件です。
また、リモートワーク先で人気のドバイは、月収USD5,000以上(65万円)が条件です。
これらの国と比較すると、マレーシアは最低月収がUSD2,000以上(約26万円)が条件なので、ビザの条件をクリアし易いのが利点です。
また、税金面でも日本を含む外国からの収入の場合所得税がかかりません(今後変わる可能性あり)。
マレーシア国内からの収入でも14%からの税率です。
私は雇用ビザを持っていましたが、支払う税金は所得税のみでした。
その分、マレーシアでの保障等は全くありませんが、日本よりは税金での出費は抑えられます。
確定申告の際に(オンラインで可能)、その年の購入したスマホやタブレット、旅行代金などを申請すれば一部税金が還付されます。
他にも色々なカテゴリーがあるので、気になる方はチェックしてみてください。
マレーシアの税務署HP(HASIL)
(↓こちらは2021年の控除内容です。毎年多少金額や内容に変更があります。)
![Individual_Tax_Relief_2021.jpg](/goro3net/file/Individual_Tax_Relief_2021-thumbnail2.jpg)
デメリットとしては、マレーシアのルールや法律は頻繁に(かつ突然に)更新されます。申請後に急に条件が変わった…ということも起こりえます。
また手続きに1か月以上の時間がかかります。あらかじめ申請の余裕をもって待つか、あまりに連絡がこない場合は直接問い合わせる必要があります。
まとめ
リモートワーカーやフリーランサーのHub的な位置を目指すべく、マレーシアもノマドビザの発給を開始しました。
ビザ取得のハードルが低く、かつ温暖な気候で物価の安いマレーシアはオススメの国です。
ビザなしでも90日滞在できます。
民族や宗教、文化が交じり合ったとても面白い国なので、ぜひ一度行ってみては如何でしょうか。
※こちらは2023年1月29日時点の情報です。ビザの条件などは今後変わる可能性があるため、ご利用の際は、事前に公式サイトでの確認を強くお勧めします。
【更新情報】マレーシアのデジタルノマドビザにおける税率の更新
2023.2.3現在、マレーシア国外からの収入においては所得税はかかりません。
マレーシア国内からの収入においては、所得の10%またはDTAで指定された優遇税率が適用されます。
2023.1.16に発表されたFAQはこちらです。
DE RANTAU PASS FAQ (pdf)