管理人は暑いのがキライなので死にそうです。夏は1週間ぐらいで終わりにしてほしい。
ということで、涼しい映画館で新作映画をご鑑賞です。
「インサイドヘッド2」はピクサーの新作です。前作の「インサイドヘッド」が2015年の公開なので、9年ぶりの続編ということになります。
「インサイドヘッド2」 2024年製作/96分/アメリカ 原題:Inside Out 2 劇場公開日:2024年8月 |
前作では主人公のライリーは11歳でしたが、今作では2年後、13歳です。高校入学を控えている、という設定で、日本とは学校制度が違うので、日本だと中1〜2ぐらいですね。もろに思春期です。
あらすじはこんな感じ。
「人間が抱く感情たちの世界を舞台に描いた「インサイド・ヘッド」の続編。少女ライリーを子どもの頃から見守ってきたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの感情たちは、転校先の学校に慣れ新しい友人もでき、ライリーが幸せに暮らせるよう奮闘する日々を過ごしていた。そんなある日、高校入学を控え人生の転機に直面したライリーの頭の中で、謎の警報が鳴り響く。戸惑うヨロコビたちの前に現れたのは、最悪の未来を想像してしまう「シンパイ」、誰かを羨んでばかりいる「イイナー」、常に退屈&無気力な「ダリィ」、いつもモジモジして恥ずかしがっている「ハズカシ」という、大人になるための新しい感情たちだった。」
なんでもかんでも擬人化してしまうのは日本のお家芸なんだけど、この作品はハリウッドらしい擬人化がすごくうまくはまった映画。日本だと全員を可愛い子にするけど、ハリウッドは性別も体型もバラバラ。デフォルメが激しいので「こんな人間はいない」レベルの形状をしている。
個人的には前作の方が好きかなあと思ったりして。
見れば分かる通り、この映画は観客の年齢や精神状態にかなり引っ張られます。前作は「コドモの心の世界」が舞台だったので、わりと客観的に観ていられるのですが、今回は「コドモからオトナに変わる少女の心の世界」なので、自分の感情と向き合うことになる。心のバランスがとれていて平穏な人はいいけど、そうでない人はひやひやする。うん、オレだな。
劇中でも言及されますが「大人になるとヨロコビは少なくなるの?」という疑問。
はい、人によりますね。あまり変わらない人もいるけど、激減する人もいる。
減った分だけ他の感情が優位になってる場合もあれば、全体的に感情そのものが縮退傾向に向かう人もいる。
管理人はずっと長いこと「抗うつ剤」のお世話になっているので、自分の頭の司令部がどんな感じなのか、だいたい分かります。
ヨロコビはずっと休憩中です。リーダーはシンパイとビビリかな。ダリイもなぜか活発に働いている。休めばいいのに。カナシミはときどき思い出したように仕事をしてます。イカリのような強い感情はやっぱり休憩中。全体的にやる気のない職場ですね。
こんな感じで、大人がこの作品を観ると余計なことを考えてしまうので注意が必要です。
ライリーはいろいろありますが、最後には我に返るのでご安心を。
シンパイなのは、ライリーではなく貴方自身です。
タグ:インサイドヘッド2