アマゾンプライムで「グリッドマンユニバース」が配信されています。
あらかじめ「SSSSグリッドマン」「SSSSダイナゼノン」を見る必要がある映画ですが、その価値はあります。
昔、平野耕太という漫画家が「彼らの週末」という短編漫画を描きました。
世界が終わる日に、オタク仲間が集まって「最後の上映会」を開くマンガです。
それぞれが選りすぐりのビデオを持ち寄って観るだけの話ですが、最後に何を観るかでもめます。
今ならもめる必要は無くなりました。
「グリッドマンユニバース」があるからです。
世界の終わる日には、みんなでこれを見て、最後に「uni-verse」を合唱します。これで決まりです。
ということで、世界の終わりがまだやって来ないので、秋のアニメは何を見るのかもめます。
いつものことですが、ものすごくアニメの本数が多いですね。
全部見ている人はいないと思いますが、有限の時間を何に使うかは悩ましい問題です。
秋アニメはマンガ原作でメジャーな作品がいくつかあります。
「スパイ×ファミリー」「葬送のフリーレン」など。
「フリーレン」は原作が好きなので、アニメも見ていますが、丁寧でいい感じです。長命種のエルフが主役で、世界を俯瞰で見るタイプの主人公なので、絵的にも引きの絵が多用されていて、描くのが大変だと思います。原作は連載途中なので、アニメは途中で終わるのが確定です。
「アンダーニンジャ」というアニメもマンガ原作で、妙な雰囲気が可笑しい「忍者モノ」です。
手塚プロ制作で、あか抜けないもっさりした絵作りが、なぜかマッチしていて、毎週楽しみにしています。
他にもいくつか録画している作品はありますが、なかなか見る時間がとれません。
そのなかで、5分アニメでお勧めなのが「オチビサン」
安野モヨコさんのマンガ原作で、制作はあのスタジオカラー。
スタジオカラーは「エヴァンゲリオン」を制作するために作られた会社で、それ以外の作品としては、NHKで放送された「龍の歯医者」が唯一です。
なぜスタジオカラーが制作しているかといえば、安野さんの旦那が庵野さんだからです。
日本の歳時記をマンガにしたような原作を、すごく丁寧にアニメ化しています。
管理人的にはこの秋のアニメではいちばんの出来だと思います。
あまり話題になっていないようですが、じわじわくる作品です。
「オチビサン」 NHK総合<土曜深夜> 原作 安野 モヨコ 制作 スタジオカラー |