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2018年12月31日

彼方のアストラ(by 篠原健太)

年末に大量にマンガを借りてきたので、しばらくはそのレビュウです。
トップバッターは篠原健太の「彼方のアストラ」
少年ジャンプ+で2016年5月から2017年12月まで連載された宇宙冒険SFです。全49話で単行本全5巻完結。

篠原先生は、週刊少年ジャンプで「SKET DANCE」を連載していた人です。こっちも面白いです。
「彼方のアストラ」は、世間的にも評価が高いので、安心してお勧めできる良作です。
往年の名作、萩尾先生の「11人いる!」を思い出します。

未来世界を舞台に、主人公を含めた9人が「スペースキャンプ」の途中で5千光年の彼方まで飛ばされて、故郷へ帰還する冒険譚です。はい、スタートレックの「ヴォイジャー」かよ、って言わないように。

最近のマンガでは「SFもの」は流行らないというか、真正面からやれない風潮なので、あえて挑戦して、しかもかなり頑張っています。全編を通じてややレトロな「ジュブナイルSF」の匂いがしますが、嫌いじゃない。ついでに言うと、宇宙船のデザインセンスが70年代です。ひいき目に見ても80年代です。多分狙っているのだと思います。世界観には合っていますので。

シリアスな展開の合間にぶち込んでくる作者得意のコメディが可笑しい。
ツッコミするときに、女の子でもガニ股で中腰姿勢をとる作画上のクセが、妙に可笑しい。
ということで、長さ的にも5巻完結なので、きちんとストーリィがあって、キャラクタが活き活きしている、というマンガのお手本みたいな作品を、サクサクと読みたい方にはお勧め。
このマンガに関しては、「伏線がちゃんと回収されてる」という感想を持つ人が多いようですが、それも含めて作者がやりたかったことかな、と思います。最近のマンガに多い、「最初の状況設定だけで、あとは成り行き」「キャラクタが立てば物語は動く」的な流れに一石を投じた感があります。レトロな雰囲気を醸しているのは、過去の作品への敬意の表れでもあると思うのです。

ebookjapanでは、現在1巻が無料で読めます(1/4まで)






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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコンコピーライトマーク卵酒秋刀魚さん。
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