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2021年02月06日

蔵六の奇病(by日野日出志)

管理人のゆうすけです。
先週、今週と、土日が普通にお休みです。素晴らしい。ものすごく週末がゆったりしている。
世間の皆さんは、こんなにも休日を謳歌しているのかと思うと羨ましい限りです。
ちなみに来週以降はずっと土曜も仕事で、2月の後半は2回連続で土曜勤務プラス宿直です。
日曜の朝に帰ってきますが、翌日は月曜なので、ほとんど休んだ気がしない。

ということで、土曜の午後は室内で自転車のローラー台を30分ほど漕いだ後、ゆったり昼寝です。
ただ寝ているのも芸が無いので、タブレットでアマゾンプライムビデオをぼんやり見ていました。
特に見たいものもなかったのですが、なぜか「ホラーマンガ劇場 第1幕 日野日出志編」をチョイス。
この番組は有料チャンネルなのですが、お試しで第1回だけタダで視聴できるのでご鑑賞させていただきました。
タレント兼マンガ家である山咲トオルがホスト役になって、酒場のセットで「ホラーマンガ家」から自分の作品にまつわるお話を聞くという番組です。第1回は、大御所である日野日出志先生のご登場。

日野日出志先生は1946年満州生まれのマンガ家です。
ホラーマンガ家にカテゴライズされていますが、デビューからホラーを描いていたわけではなく、いろいろ紆余曲折があって、ホラー道に進んだ方です。現在もご健勝で、70歳を軽く超えていますがツイッターもやっているそうです。
その転機となった傑作がこの「蔵六の奇病」です。23歳の時の作品だそうです。
日野日出志先生の独特な絵柄も、この作品から固まっていきます。
30頁ぐらいの短編ですが、書き直しを繰り返して1年ほどかけて完成したそうです。
「怪奇と抒情」を描く作家、日野日出志が誕生した記念碑的作品です。
管理人は、この作品を過去数回読んでいますが、読む年代によって感想が異なります。
初めて読んだのは小学生の頃でしょうか。かなりトラウマになりました。主人公の蔵六が謎の病気で体が膿み崩れていく様が生理的に受け入れられなくて、死にそうになりました。
その後、大学生の頃にも読んでいます。その頃は「日野日出志」というマンガ家はひとつのブランドとなっていたので、「教養」としてあらためて読み返していました。
ということで、今回、久しぶりにスライド形式で再再読する機会があったのですが、あらためて見ると、すっごい傑作です。単純に「ホラー」という括りでは収まらない、深い哀しみと美学があります。
日野日出志先生の作品は、あまり書店やマンガ喫茶には置いていないのですが、もし読む機会があれば、ぜひ手に取っていただきたいと思います。
いきなり大好きになることは絶対無いと言い切れますが、再読してみるとその良さに気付きます。
「怪奇と抒情」は大人の味なんです。

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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコンコピーライトマーク卵酒秋刀魚さん。
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