2016年12月22日
ヒポクラテスの憂鬱 小説 感想
著者
中山七里
ジャンル
医学ミステリー
発売日/ページ数
2016/9/13(299P)
物語
“コレクター(修正者)”と名乗る人物から
埼玉県警のホームページに犯行声明ともとれる謎の書き込みがあった
直後、アイドルが転落死、事故として処理されかけたとき
再び死因に疑問を呈するコレクターの書き込みが
関係者しか知りえない情報が含まれていたことから
捜査一課の刑事・古手川は浦和医大法医学教室に協力を依頼
偏屈だが世界的権威でもある老教授・光崎藤次郎と新米助教の栂野真琴は
司法解剖の末、驚愕の真実を発見する
その後もコレクターの示唆どおり
病死や自殺の中から犯罪死が発見され、県警と法医学教室は大混乱
やがて司法解剖制度自体が揺さぶられ始めるが
感想
おすすめ度A⁺
死体から事件の真相が明らかになる連作ミステリー
前作である「誓い」よりもテンポが良くなっており
面白さもアップしています(グロテスクな描写もアップ)
各話のタイトルがガリレオシリーズを想起させた
読んでいるとまるで本当に腐敗臭が漂ってきそうなリアリティーなので
そういうのが苦手な人は注意が必要かもしれません
解剖されずに事件の真相が闇の中
というのが現実にあるかは解りませんが
あるとしたらそれは被害者側だった場合
やりきれない、納得できないという気持ちになりました
伏線の使い方は意外な繋がりでよく出来ていました
終わり方はまた続きがありそうな感じなので次回も期待しています
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5746142
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック