2009年10月23日
友人宅訪問
ただいま帰宅
今日はお金持ちの友人のお宅へお邪魔して来ました。
友人宅では、JR駅徒歩10分の立地に1Kアパート3棟・12室を所有しているのですが、
この不景気で6室空室中とのこと。
どうすれば空室率を改善できるか相談を持ちかけられました。
まずは、なぜお客さんが入らないのか、素人なりに分析してみました。
@当地域の現在の空室率は約3割と大変厳しい環境
Aそもそも、当地域は1Kの需要が少ない(近隣に大学・企業等の施設なし)
B現在の家賃設定は約5万円。周辺相場と比べて6千円程度高い
C物件自体は外装リフォームをかけており、大変綺麗だが、
標準装備されている家具が好みの分かれるものである(若干渋い)
てっとり早い対策としては、家賃の減額と管理会社の見直しかな思いました
(月並みですが・・・)
当物件に他の物件に勝る強みがあればよいのですが、
現状ではなかなか見出すことができません。
見たところ、建物の構造的にメゾネットタイプへのリフォームが容易そうなので、
将来的には検討が必要かもしれません。
ひとまず、もう少し今の賃料で様子を見守ると仰っていました。
たられば論ではありますが、
明らかに建築前のマーケティング調査が不足していたのかなと
正直思いました。(ここでしか言えませんが・・・)
よく地域の特性を理解し、そもそも賃貸需要がある場所なのかどうかを見極め、
どのタイプの間取りを建築すべきかをしっかりと検討しなかったからこそ、
このような事態が生じてしまうのだと思います。
これまた月並みな話ですが、賃貸経営で失敗する人のほとんどは、
おそらくこの部分の見極めに失敗しているのでしょう
今回はマーケティング調査の重要性を改めて感じました。