教育現場レポート

　高等学校の中退者は増えています。
　中退を許されない、除籍できないケースも増えてきています。

　退学できないということは、次の進路が決められないのです。
　少し前なら許されていたことが、許されなくなってきています。
　今は、授業料を納めなくてもいい特例がありますが、学級費等の教材費などは支払わなければなりません。
　少し前までは、言い方が悪いかもしれませんが、踏み倒していた人も多かったです。
　しかし、今は支払いが終わるまでは、退学させてもらえません。
　経済的な理由で、退学する子も多いのですが、退学できずに何年も籍が残ったままの生徒も多いです。
　この子は、いつから？と聞いてみると、５年以上前の子も多いです。
　次の進路が決まるまではと、ずっと休学にしている子も多いです。

　高校は、社会の縮図のようになっているかもしれません。
　進学校は、同じ公立でも都道府県からくる予算も全く違います。
　どんどん公立をなくしていく計画ですから、伝統校であってもどんどん閉鎖や合併していくので、予算もあてられません。
　どんどん格差が広がっていっています。
　

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posted by なちゅらる　ばらんす at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 学校教育

2016年03月20日

修学旅行

　最近、経済的な理由から修学旅行に行けない子どもが増えてきています。
　今は、学校が集金するのではなく、旅行会社が生徒から集めています。
　直前になって、未納の子どもたちのリストが送られてきて、何日までに振り込んでもらってくださいという通知がきます。
　何とか支払う子もいれば、支払えずローンを組む家庭もあり、行けない子もいます。
　最初から、行かないと決めている子も多いです。
　総費用が５～１０万円で、月々の積立額は、5,000円ぐらいです。
　お父さんが振り込んでると言ってたのに、他のローンの支払いにあてていたことがわかって行けないかもしれないと言っていた子もいます。

　進学校は、海外ですが、経済的に不安な子どもが多い学校は、５万円ぐらいで国内旅行というのも増えてきました。
　国内の方が、高級ホテルに格安で泊まれたりして、海外といってもアジアなので、海外旅行も生徒には不評だったりします。
　新幹線がいろんなところに伸びてきているので、新幹線を使った国内旅行も増えてきています。
　案外、国内の方が快適な旅行ができるのかもしれません。