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2014年08月11日

秋に買って、翌年の春に売る




例年の傾向として日本株は秋10月〜11月に買って、翌年の春3月〜5月に売るとパフォーマンスが良いと言われます。この10年間はそういう年が多かったと言えるでしょう。
アメリカ株も同様なのかもしれません。アメリカの場合は税金の還付との関係もあるようですが、日本株の場合はヘッジファンドの期末と関係あるようです。5月前後にはファンドの中間期末の売りが出やすくて、11月前後は期末の売りが出やすいから上記のような「秋に買って、春に売る」というパターンができていると思います。
今年の場合はご存知のように日経平均は昨年末が高値で、このパターンが崩れています。更に見方を難しくしているのがNYダウやS&P500が最近まで史上最高値をつけていたということです。春に高値をつけて多少の調整をしてくれていれば、日本株と一緒に秋に買い場と言えたのではないでしょうか。

今年はパターンが崩れてはいますが、それでも来年に向けて秋に買う方針は変えなくて良いと思います。
ただし、ここから秋にかけての動きは、いくつか想定を考えておく必要がありそうです。
それは、簡単に言って、アメリカ株が大きく下落するのか、それとも今くらいの水準を保って浅い調整で済むのかの違いです。それが、どうなるかわからないので日本株をどのタイミングで、どの水準を買っていいか迷います。

最近のNYダウは200日移動平均線をサポートにしています。この形が続くのであれば、浅い調整でもみ合いということでしょう。もう少し下げるとしても4月安値の16015ドルあたりが目途になるかもしれません。それなら、日経平均は15000円割れを買っていいことになるでしょう。
http://stockcharts.com/freecharts/gallery.html?$INDU
一方、大きく下げる場合は難しくなります。ご存知の方も多いと思いますが、NYダウの1998年以降の月足チャートは拡大波動になっていて、その上限から大きく下げる可能性があるという見方があります。そこまで大きな下げにならないとしても、NYダウが数年に1度の大幅な調整をするなら、日経平均も一緒に下げるでしょう。
http://sisannka.com/chart-ny.html

今後の日本株については、目先で4−6月のGDP発表でどう動くかも注目点ではありますが、中長期的な視点からはアメリカ株がどう動くかにかかっているでしょう。
繰り返しになりますが、「秋に買う」パターンは同じなのですが、アメリカ株のここから秋にかけての調整の仕方によって、日本株の仕込むタイミングは変わって来るだろうと思います。
どちらにしても、下がって下げ止まったら買うということでは同じです。





13日の4−6月期GDPを警戒する記事

itime.genai20140811.2.jpg
13日発表の4−6月GDPがかなり悪化している話はよく聞かれるのでご存知の方は多いでしょう。
それに関連して今日は日刊ゲンダイで『お盆休みが最も危ない…8月13日「株暴落」に市場が警戒 』という記事が載ったようです。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152511
暴落説の理由は、やはり13日のGDPです。

ただ、ここまで事前に言われていると、実際には相当に悪い数字が出ない限り暴落になりにくい気がしますが、どうでしょうか。
日経平均の動きは、先週末の8日に400円以上の暴落をして、今日は7月末からの下げ幅の38.2%戻りをしたところです。明日にかけて半値もどりくらいをやって、その後はまた反落があっておかしくありませんが、日刊ゲンダイの記事の通りになるか少し疑ってみたいと思います。
日経平均が大きく下がるとしたら、アメリカ株が大きく下落する場合だと思います(秋にかけてはその可能性はありますが、今のところNYダウは200日移動平均線がサポートになっています)。
NY市場が大きく下げないとしたら、日経平均は15000円あたりを中心にしたもみ合いが、しばらく続くと見て良いのではと思います。一目均衡表の日足の雲下限も下値の目途だと思います。
22日あたりにかけてはまだ株価の上値は重いのかもしれません。夏休みが終わってからどう動くかでしょう。











ひとまず5日移動平均を上回った 下げ過ぎの修正を試した後はどうなるか



日経平均は終値で5日移動平均線を何とか上回りました。まだ日足の先行スパン(雲)上限は超えていません。下向きのボリンジャーバンド−σが上値を抑えています。
ここを超えると、7月末戻り高値からの下げ幅の半値戻り15256円や25日線のある15350円あたりが戻りの目途になる可能性があります。

今週は13日発表の4−6月GDPがたいへん注目されています。ラジオで鈴木 一之氏はマクロ系ヘッジファンドがGDPは悪い予想を超えて更に悪い方にベットしていると話していました。驚くほど悪い可能性があるのでしょうか。
その一方で、4−6月GDPが悪い場合に景気対策の期待もあるようです。ただ、安倍総理も夏休みに入りますし、9月初めには内閣改造もあるので、政策的な動きが出るのは9月以降でしょう。8月はせいぜいGPIFの話題だと思います。
もし13日のGDPから株式相場が弱い展開になる場合にはジャクソンホールでのシンポジウムが22日〜24日にあって、このあたりが目途になるかもしれません。25日(月)は新月です。


ひとまず大幅反発 329円高

前場は後半に確りして来ました。
しかし、まだ5日移動平均を上回っていません。今日の終値でSQ値の15036.83円を上回り、明日以降の下値サポートにできるかどうか。
海外の地政学的リスクが解消したわけではありませんし、この時期の特徴として夏休みですし、その後には秋のファンドの期末を控えて需給的には弱い時期なのだと思います。
短期的には株価はまだ上下に動きがあると見て、基本的なスタンスは秋にかけての調整局面で来年に向けた仕込みのタイミングを見計らうということで良いのではと思います。

日経平均の週足チャートは先週の大陰線に短陽線がはらんでいます。今週末でどういう形になるか見ないといけませんが、先週の大陰線を上抜けるのは簡単ではないだろうと思います。
前引け時点の日足はタスキをかけた格好でしょうか。あまり強くないのかもいれません。短期的には15300円台の25日線あたりへの戻りが上値目途になりやすそうです。

台風一過 日経平均の戻り SQ値を超える?




おはようございます。
今日は日経平均がどこまで戻るか注目です。
終値でSQ値15036.83円を超えることが大事でしょう。SQ値が上値抵抗になるようでは今月は調整基調と見られます。
今のシカゴ日経平均は15100円くらいなので5日移動平均のあたりでしょうか。
http://chartpark.com/cme.html
もしSQ値や5日線の上に戻って引けるなら、先週末8日の14000円台中盤のあたりが良い買い場だったということになります。先週末は騰落レシオは78.03%に下がっていたので、仕込み場だった可能性はあります。
今週は13日の4−6月期GDPの発表で為替や株価がどう動くか注目します。
海外については、まだ心配の種は残ってそうです。秋にかけてはまだ上下でもみ合う時間が続くのかもしれません。

個人的には上方修正したゼニス羽田 <5289>や山一電機 <6941>が素直に値上がりしてほしいです。
個人投資家の注目は ミクシィ <2121>でしょうか。信用規制が厳しくなっているのでミクシィばかりでなく、他の中小型株に資金が回ってほしい気はします。
今日は日経平均が反発すると見られるので資金は東証一部の大型株に向かいやすいのかもしれませんが、例年の傾向ではお盆休みで閑散相場という観点からは中小型株が注目されます。日経平均が反発した後に資金がどこに向かうか。
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