投げ売り大好き@半額太郎です。
ブロガーって芸人みたいなもの。好きでやってるけど、応援とかオヒネリとかないとやる気が出ないときもあったりします。
お店だってそう。どんなに人が来ても売れなきゃ凹むんです。
ってことで、このブログから何か買ってオヒネリを下さい(笑)。
とあるツブヤキでスケールフィギュアから撤退をはじめたホビーショップさんのことを知りました。
なるほど・・・・その手があったか。
感心したので、便乗記事を書くことにしました。
美少女フィギュアの掛け率について
掛け率とは、商品の小売価格に対する卸値の割合のこと。
小売価格が1万円のフィギュア一体があります。問屋が80%の掛け率だと、8千円で仕入れることができます。
実は・・・美少女フィギュアすべてがおなじ掛け率ではありません。
たとえば同じメーカー内でもタイプによって掛け率が違います。
あるフィギュア界の雄であるメーカー様は以下の商品を作っています。
・スケールモデル
・デフォルメタイプ
・可動タイプ
・ドール
・廉価版スケールモデル
大きく5つといったところですね。
以下はわたしの問屋の掛け率になります。
・スケールモデル 95%
・デフォルメ 85%
・可動タイプ 80〜95%
・ドール(本体・衣装)80%
・廉価版(れんかばん)スケールモデル 80%
となります。
このブログで取り上げているスケールモデルなんて、定価2万円なら1万9千円で仕入れているのです。
それなのに発売から三か月もしないのに40%OFFとかで投げられる。
リスクが大きすぎると思いませんか。
スケールモデルから撤退したくなるホビーショップの気持ち、痛いほどよくわかります。
デフォルメタイプや廉価版スケールモデルの優位性
スケールモデルの定価があがり、掛け率が極悪。それでいて数は動かない。残れば投げられる。
たいしてデフォルメタイプや廉価版スケールはどうでしょう。
デフォルメタイプの定価は、6500〜7900円
廉価版スケールの定価は、4800〜8800円
廉価版とは低価格で入手しやすいようにした商品のこと。
4800円の廉価版スケールを一体(80%)と、2万円のスケールモデル一体(95%)の利益はそれほど変わりません。
クオリティはスケールに及ばないものの、入門編として、数を揃えたいコレクターに人気。さらにスケールでは立体化が遅いキャラクターや分野でも半年から一年で市場にでてきます。
それでいて再販は二年に一度くらいのペース。
スケールモデル一体仕入れて爆死するより、同じ値段で4体仕入れることができる廉価版。
定価が安いので投げ売りされてもダメージも小さい。
カゴを分けることで、カゴを地面に落としても中身の玉子が割れるリスクを避けることもできます。
まとめ
じゃあ、掛け率が80%の可動もしくはデフォルメタイプ、廉価版を仕入れればいいんだな!
話はそんなに簡単ではありません。
なぜなら美少女フィギュアのほとんどが受注生産だから。
売れると人が集まれば、それだけ作られる。
そして余る。余れば投げられるんです。
結局は経験と目利き(めきき)も必要になります。
それに可動、デフォルメ、廉価版の掛け率だっていつ95%になってもおかしくないのですから。
仕入れって難しい。