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2011-12　エールディビジ　第22節
フィテッセ × トゥウェンテ
スコア：1-4
2012年2月19日　ヘルレ・ドーム　観客数：16,852


トゥウェンテが上位対決を制す


攻守に堅い試合運びのトゥウェンテが勝利。安田はフル出場し、ハーフナー・マイクは移籍後2得点目を決めました。

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フィテッセのスタメン(4-3-3)　●L to R

GK： ピート・フェルトハイゼン
4： パトリック・ファン・アーンホルト　トマーシュ・カラス　グラム・カシア　安田理大
3： ヤン・アリー・ファン・デル・ハイデン　ニッキー・ホフス　マルコ・ファン・ヒンケル
3： アレクサンデル・ビュットネル　ウィルフリード・ボニー　レナト・イバーラ
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SUB： エロイ・ローム(GK)
ハーフナー・マイク　フランク・ファン・デル・ストライク　ヴァレリ・カザイシュビリ
スタンリー・アボラー　マルクス・ペデルセン　ウリセス・ダビラ
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監督： ジョン・ファン・デン・ブロム


トゥウェンテのスタメン(4-3-3)　●L to R

GK： ニコライ・ミハイロフ
4： ロベルト・ロサレス　ダグラス・フランコ・テイシェイラ　ペーテル・ヴィスヘルホフ　ティム・コルネリッセ
3： レロイ・フェル　ウィレム・ヤンセン　ヴァウト・ブラマ
3： オラ・ジョン　ルーク・デ・ヨング　ナセル・シャドリ
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SUB： サンデル・ボスフケル(GK)
ラスムス･ベントソン　ニルス・レゼラー　グリノル・プレート
ティロ・ロイゲルス　エミール・バイラミ　ヨシュア・ヨーン
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監督： スティーヴ・マクラーレン




両者は公式戦で過去56試合対戦。フィテッセ18勝。トゥウェンテ24勝。14引分けという記録です。
前節までの順位は、ホームのフィテッセが7位(32pts)。アウェイのトゥウェンテは消化試合が1試合少ない状況ですが5位(39pts)。チャンピオンズリーグ出場は困難としても、3位・4位に付与されるヨーロッパリーグの本戦ストレートインのためにも負けられない一戦です。

フィテッセは前シーズンの同時期の順位が14位なので、ここまで上手くいっているといえます。一方トゥウェンテの前シーズン同時期の順位は2位でした。
安田理大は在籍2シーズン目。ハーフナー・マイクは冬の移籍でチームに加入し、第19節のPSV戦で移籍後初ゴールを決めたものの、以降ここまで得点はありません。



■フィテッセは[VIT]。トゥウェンテは[TWE]と表記します。

トゥウェンテのキックオフで試合開始です。

1分[VIT]： ゴールへ向かって直線的な動きを見せるボニーを確認した右サイドのファン・アーンホルトが、ハーフウェイラインを越えたあたりからボニーへクロスを送ります。ペナルティエリア内のボニーは、このボールを右足でトラップして左足でシュート。しかしGKミハイロフのファインセーブでコーナーキックへ逃れました。

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■試合運びを楽にしたレロイ・フェルの先制点
6分[TWE]： セットプレーから裏へ抜けるデ・ヨングへスルーパス。GKと1対1のデ・ヨングのシュートはGKフェルトハイゼンの脇を抜けてゴールへ向かいますが、カシアがスライディングでクリア。そのクリアボールをジョンがゴール前に折り返すと、詰めていたフェルが押し込んで先制しました。



7分[TWE]： ペナルティエリアすぐ外の位置から、フィテッセの守備の甘さを突いてシャドリがシュート。しかしGKフェルトハイゼンがキャッチ。この日のフィテッセの守備はプレスが甘いように感じます。

8分[VIT]： 中盤に下がってボールを受けたボニーが、右サイドを駆け上がるイバーラへパス。イバーラはペナルティエリア内で倒されましたがノーファウル。ただホームチームの失点直後だけに、主審によってはPKと判定しても不思議ではないシーンでした。

11分[VIT]： 中央でボニーとのワンツーからカシアが突破してシュートを放つも、ボールはクロスバー上を通過。

14分[TWE]： 裏へ抜けるヤンセンへフェルのロングパスが通りますが、接触プレーでヤンセンにイエローカード。ファウルの判定でしたが、出し手と受け手のタイミングは最高で、トゥウェンテの縦への意識の高さが感じられます。

19分[TWE]： ヴィスヘルホフからの縦パスを受けたデ・ヨングが仕掛けますが、シュートは相手DFに当たります。そのこぼれ球を拾ったジョンがクロスを入れるも、GKフェルトハイゼンがキャッチ。

21分[VIT]： 右サイドの深いところから安田がクロスを入れるも相手DFに当たります。そのこぼれ球を拾ったファン・ヒンケルがペナルティエリアに侵入してゴール前に折り返すも、ゴール正面にいたボニーはシュートを打てず、相手DFがクリア。
そのクリアボールを拾った安田が正確なクロスを入れると、ビュットネルがヘディングシュート。しかし枠を外れます。

24分[TWE]： 左サイドでデ・ヨングからのパスを受けたジョンが、オフサイドぎりぎりの飛び出しからシュート。しかし枠を大きくそれました。フィテッセの守備ラインが低いためにスペースが生まれ、トゥウェンテが比較的楽にボールを回している印象です。

29分[TWE]： 右サイドのヤンセンからのパスを、ゴール正面のシャドリが強烈なミドルシュート。GKフェルトハイゼンは両手で弾くのが精一杯の強い一撃でした。

33分[VIT]： イバーラが右サイドからドリブルで切れ込み、ペナルティアーク付近でボニーへパス。ゴールを背にしてパスを受けたボニーは、素早い反転から強烈なシュート。GKミハイロフの指先をかすめ決まったかに見ましたが、ボールは左ポストを直撃しました。

45分[VIT]： 中盤でファン・ヒンケルからのパスを受けたボニーがミドルシュート。しかしジャストミートせず。





両チームとも選手交代はありません。

47分[TWE]： ヤンセンがドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア右角付近でデ・ヨングへパス。角度の浅い場所からデ・ヨングはシュートを選択しましたが、枠を大きく外れました。

50分[TWE]： 左サイドでデ・ヨングがイバーラに倒されてセットプレーのチャンス。キッカーのジョンがゴール前にボールを入れると、ゴール正面のデ・ヨングがヘディングで合わせますが枠を外れます。

60分[VIT]： ゴール前でファン・ヒンケルからパスを受けたボニーが振り向きざまにシュート。フリー、あるいは1対1だとボニーの個の力が光りますが、さすがにトゥウェンテも警戒していて、ボニーに対しては数的優位となるような守備を見せます。

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■ルーク・デ・ヨングが追加点！
63分[TWE]： ファン・アーンホルトからのバックパスをカラスがトラップミス。このチャンスを逃さないデ・ヨングがボールを拾ってそのままシュート。確実に決めてリードを2点に広げました。



72分[VIT]： 選手交代。パトリック・ファン・アーンホルトOUT。ハーフナー・マイクIN。

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■勝利を引き寄せる3点目
73分[TWE]： 右サイドのデ・ヨングがゴールに向かって走るシャドリへスルーパス。シャドリはペナルティエリア内に入るとシュートを打ちますが、コースは枠を外れてゴール前への折り返しのようなボールに。このチャンスを逆サイドに詰めていたジョンが押し込んで、リードを3点に広げました。

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75分[VIT]： ゴール前でボニーからパスを受けたハーフナーのポストプレーから、最後はファン・ヒンケルがシュート。ハーフナーが入ってからのボニーとの2トップは機能しています。

79分[TWE]： ヴィスヘルホフがペナルティエリア内でボニーを倒してPK。ヴィスヘルホフは一発レッドで退場です。

80分[VIT]： PKのキッカーはボニー。しかしボニーの蹴ったボールはクロスバーを直撃し、絶好の機会を逃してしまいました。

80分[TWE]： 選手交代。オラ・ジョンOUT。ラスムス･ベントソンIN。

81分[VIT]： コーナーキックからハーフナーがヘディングシュートも決まらず。

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■シャドリの突破が光った4点目
82分[TWE]： シャドリが安田を振り切って左サイドを突破し、そのまま切れ込んでシュート。ゴール左下に決めて4点目です。

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■ハーフナーが移籍後2点目をゲット！
88分[VIT]： 左サイドのホフスからのクロスをハーフナーがヘディングシュート。ボールはGKミハイロフの弾いてネットへ吸い込まれました。ハーフナーはこれで移籍後2点目です。

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89分[VIT]： 中央をドリブル突破したホフスが左に並走してきたハーフナーへパス。ハーフナーはトラップから左足を振り抜きシュートも、ボールはバーの上を通過。

90分[TWE]： 選手交代。ナセル・シャドリOUT。グリノル・プレートIN。

92分[TWE]： 選手交代。ウィレム・ヤンセンOUT。ニルス・レゼラーIN。

92分[試合終了]： 終わってみればスコア1-4とホームのフィテッセが完敗です。フィテッセが圧倒的に劣勢ということではないのですが、守備の厳しさと攻撃陣の質の高さでトゥウェンテが1枚上でした。

フィテッセはこの日のスタメンだと、ボニーが押さえれると他に点を取れそうな選手がいなかったですね。ハーフナーが入ってからの形は、なかなか良かったです。



6分：　レロイ・フェル(トゥウェンテ)
65分：　ルーク・デ・ヨング(トゥウェンテ)
73分：　オラ・ジョン(トゥウェンテ)
83分：　ナセル・シャドリ(トゥウェンテ)
88分：　ハーフナー・マイク（フィテッセ）