2016年04月29日
【高木が4得点に絡む】 11-12 ユトレヒト × VVV
2011-12 エールディビジ 第30節
ユトレヒト × VVV
スコア:4-2
2012年4月15日 スタディオン・ハルヘンヴァールト 観客数:19,000
高木善明が大活躍です
ユトレヒトのスタメン(4-3-3)
GK: ロブ・ファン・ダイク
4: デイヴ・ブルトハイス ヤン・ワイテンス アルイェ・スフート マルク・ファン・デル・マーレル
3: ロドニー・スナイデル セドリック・ファ・デル・グン ナナ・アサレ
3: 高木善明 フランク・デモウヘ エドゥアール・ドゥプラン
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SUB: ロベルト・フニオル・フェルナンデス(GK)
ダーン・ボフェンベルフ トミー・オアー アレクサンダー・ゲルント アダム・サロタ
アヌアル・カリ マイク・ファン・デル・ホールン
監督: ヤン・ボウタース
VVVのスタメン(4-3-3)
GK: デニス・ヘンテナール
4: ジェフリー・レイヴァカベッシー フェリー・デ・レフト イスモ・フォルステルマンス ミハエル・ティミセラ
3: バリー・マイハレ 吉田麻也 マルセル・メーウウィス
3: ヤニック・ヴィルスフート マイケル・ウチェボ ステフェン・ベルハイス
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SUB: ウィルコ・デ・フォフト(GK)
ニールス・フルーレン ケン・レーマンス ウチェ・ヌウォフォル カレン・ロバート
ブライアン・リンセン クイン・クライセン
監督: トン・ロクホフ
高木、吉田がスタメン出場
高木善明と吉田麻也はスタメン。カレン・ロバートはベンチスタート。高木は左の攻撃的なポジション。試合前CGでは3トップの一角と紹介されています。吉田のポジションは予想外の中盤底。アンカーでした。
ユトレヒトのロドニー・スナイデルは、あのヴェスレイ・スナイデルの弟です。
試合
試合は立ち上がりからVVVがペースを握り、前半9分にマイハレのシュートで先制。
さらに前半20分にはウチェボの個人技から2点目をゲット。
連敗中のVVVがアウェイで2点リードと理想的な展開です。
残留争い真っ只中のVVVにホームで2点のビハインド。これがユトレヒトの闘志に着火します。
21分に接触プレーで頭部を負傷し流血したユトレヒトFWデモウヘは、処置で5分ほどピッチを離れるも、包帯を巻いて試合に復帰。
この戦う姿が、チームメートやサポーターのハートに、さらに火をつけた感じもしました。
28分、ユトレヒトが1点返します。デモウヘへのファウルで得たFK。キッカー高木が蹴ったボールの、ゴール前でのこぼれ球をブルトハイスが押し込み1-2。
そして35分。高木のCKをファン・デル・グンがそらしてデモウヘがヘッドで決め、ついに同点。前半はこのまま2-2で終了します。
後半に入ると、高木の存在感がより際立ちます。高木はプレースキッカーを任されていて、精度が高いボールでチャンスメーク。足元の上手さも頭一つ抜けていて、50分には後方からのボールを絶妙なトラップで収めた高木に、吉田がたまらずファウルというシーンも。
57分、ユトレヒトがついに逆転します。ドリブルを仕掛けた高木がデモウヘへ絶妙なスルーパス。これをゴール右隅に叩き込んで3点目。負傷の影響もあってかデモウヘは62分に交代で下がります。負傷をものともせず戦ったデモウヘに、スタジアムから大きな拍手。
VVVは64分にベルハイスに代えてカレン・ロバートを投入。
77分、VVVのビッグチャンス。デ・レフトのスルーパスにフォルステルマンスが反応。しかしシュートは大きくゴールマウスを超えます。結果的にこれが最後のビッグチャンスでした。
82分にユトレヒトが4点目。3点目と同様に高木の絶妙なスルーパスが炸裂し、デモウヘに代わって途中出場のゲルントが豪快に叩き込みます。これで4-2。
このまま試合は終了。VVVはアウェイでせっかくの2点リードから大逆転負けです。
途中出場のカレン・ロバートですが熱い闘志は見せるも良い形でボール受けれず、見せ場も少なく。少々苛立っていたようでした。
得点
前半9分 バリー・マイハレ(VVV)
前半20分 マイケル・ウチェボ(VVV)
前半28分 デイヴ・ブルトハイス(ユトレヒト)
前半35分 フランク・デモウヘ(ユトレヒト)
後半12分 フランク・デモウヘ(ユトレヒト)
後半37分 アレクサンダー・ゲルント(ユトレヒト)
その後・・・
大柄なオランダ人選手の中ではひと際小さく見える高木ですが、この試合では全4得点に絡み文句なしの大活躍でした。
結果的にこのシーズン、高木は15試合に出場して1得点6アシストの記録。翌シーズン以降への期待を抱きましたが、残念ながら上手くいかずに。13-14シーズン途中でJリーグ(清水)へ復帰することになります。
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