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2011-12 エールディビジ 第16節
VVVフェンロ × ローダJC
スコア：2-0
2011年12月11日　デ・クール　観客数：7,650

リンブルフ州ダービーに吉田とカレンが先発出場



VVVのスタメン(4-3-3)

GK： ウィルコ・デ・フォフト
4： ミハエル・ティミセラ　マルセル・メーウウィス　吉田麻也　ニールス・フルーレン
3： ブライアン・リンセン　ロヒエル・モルフーク　バリー・マイハレ
3： カレン・ロバート　アーメド・ムサ　ヤニック・ヴィルスフート
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SUB： ロビン・ウデグベ(GK)
フェリー・デ・レフト　リック・フェルベーク　アンドレア・メーイ
スフィアン・ダッダ　ウチェ・ヌウォフォル　アレックス・エメニケ・ンクメ
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監督： ウィル・ボエッセン

ローダJCのスタメン(4-4-2)

GK： パヴェウ・キェシェク
4： マルタイン・モンテイネ　ロブ・ウィーラールト　バート・ビーマンス　ジミー・ヘンプテ
4： ダヴィ・デ・ブーレ　ルート・フォルマー　アデル・ラムジ　ミチェル・ドナルド
2： マッズ・ユンカー　サンハリブ・マルキ
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SUB： マテウス・プルス(GK)
ヤゴシュ・ヴコヴィッチ　ミコワイ・レベディンスキ　アルノー・スチュイン＝ジュム
ローレン・デロルジュ　ウィリアン・プライム　レオン・ブルークホフ
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監督： ハルム・ファン・フェルトホーフェン



両者の対戦はリンブルフ州ダービーマッチです。北リンブルフのVVVは最下位で、今シーズンここまでわずか1勝。一方アウェイチームで南リンブルフのローダは9位と好調です。
VVVはローダとの相性が悪く、最後の勝利試合を調べるなら、なんと1985年までさかのぼる必要があります。じつに26シーズン未勝利です。



前半

VVVのキックオフで試合開始です。
2分： ローダのチャンス。中盤からのロングパスにミチェル・ドナルドが抜け出しGKと1対1。ここはデ・フォフトがセーブ。
3分： VVVのチャンス。ムサが左サイドをドルブルで駆け上がりシュート。

9分： 早くもローダ選手が交代。負傷のバート・ビーマンスがOUT、ヤゴシュ・ヴコヴィッチIN。
10分： ローダのチャンス。モンテイネの縦パスからドナルドが右サイドの裏を抜け、ゴール前に折り返し。ここは誰も合わせられず。

12分： ゴール前でローダが立て続けにチャンス。しかし吉田の2度のクリアで難を逃れます。
12分： すぐさまVVVのチャンス。中央のモルフークから左サイドのヴィルスフートにパスが通り、相手陣内深いところからゴール前に折り返し。ゴール前に詰めていたムサが倒されたように見えましたが、主審のジャッジはノーファウルです。

立ち上がりはローダ優勢でしたが、時間の経過とともにVVVのペースになりつつある展開。カレン・ロバートがいったん下がってボールを受け、攻撃の起点になるシーンが多く目につきます。

19分： ローダのチャンス。左CKからゴール正面でユンカーにシュートのチャンス。ここはVVV守備陣が打たせません。しかしユンカーは過去VVVとの試合で6ゴール決めているVVVキラー的な存在。気を抜けません。

20分： 左サイドを突破したムサがペナルティエリア手前で倒されますが、またもジャッジはノーファウル。さすがに今回は監督も憤りを隠せません。
23分： ヴィルスフート→ムサとつないで、ボールはゴール前のカレンに。シュートは空振りでしたが、すぐに態勢を立て直し2度目のシュート。これはGKにセーブされます。

31分： リンセンからのパスを受けたヴィルスフートが左サイドを突破し、切り返しでDFをかわして強烈なシュート。これは相手に当たってCKに。
39分： 右サイドを突破したカレン・ロバートのクロスにリンセンが詰めますが、クロスは手前クリアされます。しかしクリアボールを拾ったカレンが再度クロス。ゴール正面にムサがいましたが合いませんでした。


43分： GKデ・フォフトのゴールキックをリンセンが胸トラップし、裏に抜けていくムサへスルーパス。飛び出したGKキェシェクがエリア内でムサを倒してしまい、レッドカードで退場。そしてPKです。
控えGKのマテウス・プルスを投入するためには、フィールドプレーヤーとの交代が必要。ローダの指揮官フェルトホーフェンは、MFアデル・ラムジを下げる選択をします。

45分： VVVのPK。キッカーのマハイレがゴール左上に確実に決めました。ダービーマッチで貴重な先制点です。

前半終了。VVVが1-0のリードで終えます。立ち上がりこそローダのペースでしたが、次第に流れはVVVに傾いていました。そんな中での退場・PKは、展開的にある意味必然だったのかもしれません。


後半

48分： モルフークからのパスを受けたムサが左サイドから切れ込みシュート。
53分： ユンカーからの縦パスに裏を抜けたダヴィ・デ・ブーレがGKと1対1に。しかしシュートはGKデ・フォフトがファインセーブ。ローダは1人少ないこともあり、後半の入り方は慎重。

60分： カレンの絶妙なスルーパスにムサが抜け出しGKと1対1。ここはプルスが好セーブを見せます。


63分： ローダがPKを獲得します。ドリブルで仕掛けたデ・ブーレがペナルティエリア内でニールス・フルーレンに倒されました。
キッカーはVVVキラーのユンカー。しかしゴール右下を狙ったシュートはややコースが甘く、GKデ・フォフトがストップ。吉田がデ・フォフトに抱きついて喜びます。

68分： ムサが右サイドで倒されFKを獲得。モルフークが蹴ったボールをファーサイドの吉田がヘディングシュート。

72分： ローダ選手交代。ドナルドOUT、ローレン・デロルジュIN。
74分： VVV選手交代。モルフークOUT、フェリー・デ・レフトIN。

78分： 右サイドを突破したムサがゴール前へクロス。しかし誰とも合わず。ニアサイドにカレンがいたので、合えば大きな決定機でした。
79分： VVV選手交代。カレンOUT、リック・フェルベークIN。


83分： VVVに追加点です。中央のデ・レフトから右サイドのムサへパスが通り、中へ切れ込みます。ムサは自分でシュートを打つと見せかけて横にパス。これを並走してきたリンセンがゴール左隅に決めました。

90分経過。追加タイムは3分。26年ぶりのダービーマッチ勝利まであと少し。VVVは落ち着いてボールを回し、タイムアップを待ちます。

試合終了。ダービーマッチ勝利は今シーズン2勝目の貴重な勝利となりました。ローダに退場者が出たとはいえ、この日のVVVは攻守に積極的でローダを圧倒。吉田は大きなミスもなくクリーンシートに貢献です。

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得点

45分　バリー・マイハレ（VVV）
83分　ブライアン・リンセン（VVV）

試合を終えて・・・

VVVはやっとの思いで今シーズン2勝目という試合でした。26年ぶりのダービーマッチ勝利ということもあり、選手もサポーターも嬉しそう。何より久々の勝利の味は格別だったかも。

スコアは2-0でクリーンシート。じつはこのシーズンのVVVに完封勝利はほとんどありませんので、貴重な試合です。失点の多さはVVVのチーム力を考えれば当然かもしれませんが、吉田もDFとしては悔しさが残るシーズンだったかもしれません。

またこの試合はアーメド・ムサの実質2アシスト。この頃のムサは粗削りで、勢い任せみたいなところが多々ありました。最近は少し変わってきたみたいで、CSKAモスクワでも活躍。噂されるレスターへの移籍が決まれば、ムサの爆発的なスピードとパワーが大きな武器になることは間違いありません。