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2016年06月27日

【スーパーゴール・アーカイブ】 99-00 vsパルマ戦 ロベルト・バッジョ


ロベルト・バッジョ、置き土産の2ゴール
parma-inter-baggio.jpg
Source: VICENZA TODAY


1999-2000 セリエA チャンピオンズリーグ出場権 プレーオフ
パルマ × インテル

スコア:1-3 パルマ:マリオ・スタニッチ インテル:ロベルト・バッジョ2、イバン・サモラーノ
2000年5月23日 スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴティ 観客数:25,000


フットボール史上もっとも絵になる男は、この試合で難しいゴールをサラリと決めて見せました。




1999-2000シーズンのセリエA。最終節を終えてインテルとパルマが勝点58で並び、チャンピオンズリーグ予選3回戦の出場を争うプレーオフが開催されました。

試合は中立地のスタディオ・マルカントニオ・ベンテゴティ(キエーヴォ・ヴェローナ、エラス・ヴェローナのホームスタジアム)で開催。そしてこの試合でのロベルト・バッジョは、手厳しい(ときに不当な)採点で知られるイタリアの新聞ガゼッタ・デロ・スポルトが、試合中の選手に対しては現時点で唯一となる『10点満点』を与えた選手となります。


とにかく勝つしかないこの一戦。先制点はバッジョのフリーキックでした。
ベノワ・コウエが倒されて得たフリーキック。ペナルティエリア右角付近から、36分にまずは1点目。

この位置から右足のキッカーが決めるのは簡単じゃないのですが、見事に決めます。


その後70分にパルマがマリオ・スタニッチのゴールで同点に追いつきますが、84分にバッジョが決勝点となる2点目を決めます。途中出場のアルバロ・レコバのクロスをイバン・サモラーノがヘッドで落とし、バッジョの左足でのあざやかなボレーシュートがネットを揺らしました。

1点目は利き足の右でしたが、2点目は逆の左足です。


試合はその後イバン・サモラーノがダメ押しの3点目を決めて、インテルの勝利。予選3回戦とはいえ、どうにか来季のCL出場権を確保します。そしてこの出場権は、すでにインテル退団が既定路線となっていたバッジョが残した、大きな置き土産でした。

バッジョの2得点はいずれも美しいゴールでしたが、プレーオフという舞台でサラリと決めてしまうバッジョの存在自体がスーパーな試合でした。







タグ:1999-2000
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