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2016年06月30日

【伏兵の躍進】 2011 コパ・リベルタドーレス インテルナシオナル×ペニャロール


2011 コパ・リベルタドーレス 決勝トーナメント1回戦 2ndレグ
インテルナシオナル × ペニャロール
スコア:1-2
2011年5月4日 エスタジオ・ベイラ=リオ 観客数:42,500



前回大会王者、ラウンド16で散る


internacional.gif インテルナシオナルのスタメン(4-2-3-1) ●L to R
ボーダー青.gif
GK: レナン
4: クレーベル ロドリゴ ネイ ファビアン・グエデス・ボリーバル
2: パブロ・ギニャス マリオ・ボラッティ
3: アンドレジーニョ アンドレス・ダレッサンドロ オスカル
1: レアンドロ・ダミアン
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SUB: ムリエル(GK)
チンガ リカルド・グラール ラファエル・ソビス
インジオ ウィルソン・チアゴ フェルナンド・カベナギ
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監督: パウロ・ロベルト・ファルカン

penarol.gif ペニャロールのスタメン(4-2-3-1) ●L to R
ボーダー青.gif
GK: セバスティアン・ソサ
4: ダリオ・ロドリゲス カルロス・バルデス ギジェルモ・ロドリゲス アレハンドロ・ゴンサレス
2: ニコラス・フレイタス ルイス・アギアル
3: マティアス・ミエル アレハンドロ・マルティヌシオ マティアス・コルホ
1: フアン・マヌエル・オリベイラ
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SUB: ファビアン・カリーニ(GK)
エミリアーノ・アルビン ニコラス・ドミンゴ エディソン・トーレス
ファビアン・エストヤノフ アントニオ・パチェコ ディエゴ・アロンソ
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監督: ディエゴ・アギーレ



連覇を目指すインテルナシオナル

前回大会王者のインテルナシオナルは、リベルタドーレスでは1993年以来ホームで負けがありません。一方ペニャロールのリベルタドーレス出場は、じつに2004年大会以来のことです。
ペニャロールのホームで行われた1stレグは1-1の引き分け。アウェイゴールを奪ったインテルナシオナルが有利な状況で迎えた2ndレグだったのですが…。

この試合の注目選手の一人は、当時19歳のオスカル。2012年からはチェルシーでプレーしています。またインテルナシオナルのチンガは、1999年に川崎フロンターレでプレーしていた”ティンガ”です。

試合前からサポーターは早くもヒートアップ。ペニャロールのサポーターと警官隊が小競り合いを起こし、警棒を持つ警官に後ろから蹴りを入れる猛者もいました。






>>>前半45分

■インテルナシオナルは[INT]。ペニャロールは[PEN]で表記します。

インテルナシオナルのキックオフで試合開始です。
オスカルの先制弾でインテルナシオナルが有利に

1分[INT]: 早くも先制します。敵陣でアンドレジーニョがパスをカットし、そのこぼれ球を拾ったレアンドロ・ダミアンがオスカルへパス。ゴールまで約18mの場所からオスカルが左足を振り抜き、ゴールネットを揺らしました。

これで2試合合計スコアは2-1。1stレグでアウェイゴールを奪っているので、かなり有利になりました。

いきなり出鼻をくじかれたペニャロールは、当然ながら前掛かりになります。しかしリードして体が軽くなったインテルナシオナルの選手は、ボールホルダーへのチェックが早く、ペニャロールのアタッカー陣を自由にさせていません。


5分[PEN]: 足元のテクニックに長けているマルティヌシオが中央をドリブル突破。最後はゴールラインを割ってしまいますが、ゴールの匂いを感じさせるプレーでした。

8分[INT]: ネイからのパスを受けたダレッサンドロがボールキープし、右サイドで自身を追い越して行くネイへリターンパス。サイドを突破したネイはゴール前へクロスを入れますが、アンドレジーニョが良い体勢でシュートを打てません。

14分[PEN]: コーナーキックからフレイタスのヘディングシュート。良いコースを飛びましたが、わずかに枠をそれました。
決勝トーナメントらしい堅い試合運びで、ゴール前の場面より中盤での潰しあいが目立つ展開。しかし徐々にペニャロールがボールを持てるようになってきました。


21分[INT]: ゴール前でダレッサンドロ、クレーベル、アンドレジーニョ、オスカルらが細かくパスをつなぎ、最後はダレッサンドロがシュート。ボールはネットを揺らしましたがオフサイドです。

22分[PEN]: 右サイドからゴール前ニアサイドへの素早いクロスにマルティヌシオが飛び込みましたが、GKレナンが良い判断で飛び出してクロスをキャッチ。

32分[PEN]: 左サイドを上がったミエルのクロスにコルホが詰めていましたが、GKレナンがクリアしてコーナーキックに逃れます。

36分[INT]: 左サイドのダレッサンドロからアンドレジーニョへパスが通り、アンドレジーニョがシュート。

37分[INT]: 中央でボラッティとドミンゲスがパスで崩して左サイドのスペースへボールを流すと、後方から上がってきたクレーベルがミドルシュート。
1-0で前半が終了。早い時間で先制したインテルナシオナル。15分くらいまでは攻勢でしたが、以降は無理することなく、かといって守備的でもなく、攻守のバランスを重視したような試合運び。
守備ではギニャスとネイが存在感を発揮し、ペニャロールの攻撃陣に自由を与えていません。とくにギニャスは中盤で、ことごとくペニャロールの攻撃の芽を摘み取っていました。




>>>後半45分

両チームともメンバー交代はありません。

開始早々の連続ゴールでペニャロールが逆転!

46分[PEN]: 後半開始早々(開始わずか約12秒)で同点ゴールです。ゴール前でパスを受けたマルティヌシオがペナルティエリア内に侵入し、オリベイラとのワンツーから右足でシュート。ゴール右上に決めてトータルスコア2-2にする大きな同点弾です。

マルティヌシオはおしゃぶりパフォーマンス。どうやらパンツの中に隠し持っていたみたいです。
前半とは逆に今度はインテルナシオナルが出鼻をくじかれた格好。DFラインに人は揃っていただけに、悔やまれる失点でした。

50分[PEN]: 立て続けのゴール。逆転です。ルイス・アギアルが左サイドを突破しゴール前へクロスを入れ、身長190cmのオリベイラが高さをいかした打点の高いヘディングシュート。GKレナンが伸ばした手の先を抜けてネットを揺らしました。これでトータルスコアは2-3でペニャロールがリードです。
後半開始からわずか5分間で逆転されたインテルナシオナル。準々決勝へ進むためには、まずは最低でも2点が必要となり、全体的に前掛かりになります。


52分[INT]: 中盤でギニャス→アンドレジーニョとつなぎ、左サイドを上がってきたクレーベルへパス。クレーベルはファーサイドのゴール前にいたオスカルへ精度の高いクロスを送ります。
相手DFはゴール前のレアンドロ・ダミアンに気を取られ、オスカルはフリー。シュートがじゅうぶん可能な状況でしたが、オスカルは近くにいたダレッサンドロへのダイレクトパスを選択。しかしこれはクリアされます。絶好の得点機を大事にし過ぎて消極的なプレーを選んでしまい、肩を落とすオスカル。

54分[PEN]: 自陣からのロングボールに反応したマルティヌシオが、ペナルティエリア右角付近で相手DFと競りあいながら、飛び出してきたGKレナンをかわして無人のゴールへシュート。しかしシュートミスで勢いがなく、クリアされます。

57分[INT]: 中央のアンドレジーニョからペナルティエリア右角付近にいるオスカルへパス。ここはシュートを選択しますが、相手DFに当たって枠を外れます。ところが主審はコーナーキックではなくゴールキックを指示。ギニャスとダレッサンドロが主審へ抗議し、ダレッサンドロにイエローカード。

58分[INT]: 選手交代。オスカルOUT。チンガIN。さらにアンドレジーニョOUT。リカルド・グラールIN。

59分[PEN]: 右サイドのルイス・アギアルのグラウンダーのクロスをGKレナンが右手でクリア。そのボールを拾ったフレイタスがペナルティエリア内のゴール正面からシュートも、僅かにクロスバーを越えました。
インテルナシオナルが前掛かりなので、ペニャロールからすれば裏にスペースが出来やすい展開となり、果敢に追加点を狙います。ただ攻撃時でもそれほど人数を割くことなく、2〜3人で攻め切る感じです。
一方で守備の際は帰陣が早く、インテルナシオナルのカウンターに成りかけてもチャンスを潰します。


69分[INT]: 左サイドからダレッサンドロが切れ込み、ペナルティエリア内でマイナスのパス。これに反応したボラッティがゴール正面からシュートを放ちますが、相手DFがクリア。そのボールを拾ったギニャスがミドルシュートを打つも、再びクリアされます。

72分[PEN]: 選手交代。カルロス・バルデスOUT。エミリア―ノ・アルビンIN。

73分[INT]: 選手交代。ネイOUT。ラファエル・ソビスIN。

74分[INT]: ペナルティエリア手前でボールを受けたソビスが、振り向きざまにミドルシュート。ドライブのかかった良いシュートでしたがGKソサがキャッチ。

79分[INT]: クレーベルがゴール前へアーリークロス。これをソビスが頭で落とし、拾ったギニャスが後方のダレッサンドロへパス。ダレッサンドロはミドルシュートを打ちますが、相手DFに当たってコーナーキック。

80分[PEN]: 選手交代。マティアス・ミエルOUT。ニコラス・ドミンゴIN。
80分以降、インテルナシオナルが押し込み、ペニャロールがカウンターで応酬という展開で進みます。インテルは再三ゴール前にクロスを放り込みますが、ペニャロールの集中した守備を崩せず、シュートも跳ね返されます。
ペニャロールはバイタルエリアではボールを持たせても、ペナルティエリアでは好きにさせないという、徹底した守備。カウンターからコーナーキックのチャンスを得ても、ゴール前には2〜3人しか上がってきません。
また接触プレーで倒れ込んでの時間稼ぎも目立つようになってきました。


88分[INT]: 右サイドのペナルティエリア角付近から、ダレッサンドロがチラッとファーサイドを見てクロスを入れるふりからミドルシュート。相手DFに当たってコースが変わりましたがGKソサがクリアします。

89分[INT]: 右サイドから切れ込んできたダレッサンドロがグランダーのクロス。これをチンガが至近距離からシュートを打ちますがGKソサがファインセーブ。クリアボールを拾ったボラッティがシュートも、相手DFにクリアされます。超が付く決定機でしたが決めきれませんでした。

91分[INT]: 左サイドからのクロスにロドリゴがヘディングシュート。良いコースに飛びましたが右ポストを直撃。

94分[PEN]: 選手交代。マルティヌシオOUT。エディソン・トーレスIN。
試合終了。2試合合計スコア2-3でペニャロールが準々決勝へ進出となりました。前年大会王者のインテルナシオナルは、決勝トーナメント1回戦で姿を消しました。


>>>得点

1分: オスカル(インテルナシオナル)
46分: アレハンドロ・マルティヌシオ(ペニャロール)
50分: フアン・マヌエル・オリベイラ(ペニャロール)

ボーダー青.gif
インテルナシオナルは前年の優勝メンバーが多く残っていたので、この2011年大会もまだ勝ち進むのではと思われましたが、残念な結果に。ダレッサンドロやギニャスなど、ベテランながら根強い人気がある選手に加えて、当時注目を浴び始めていたオスカルなども擁し、攻守にバランスが取れた良いチームでした。

久しぶりの出場となったペニャロールは、その後も下馬評を覆す活躍で決勝まで進みますが、サントスに敗れ準優勝に終わりました。
もっともペニャロールは南米の名門クラブで、リベルタドーレスの出場回数も多いのですが、2004年大会以降途絶えていた出場がこの2011年以降はほぼ毎年出場しているので、この2011年大会の躍進が低迷脱出の切っ掛けになったのかもしれません。




タグ:2011
posted by FBACV at 23:00 | Comment(0) | リベルタドーレス
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