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2016年06月26日

【激しい点の取り合い】 10-11 ACミラン×ウディネーゼ


2010-11 セリエA 第19節
ACミラン × ウディネ―ゼ
スコア:4-4
2011年1月9日 サン・シーロ 観客数:39,405



敗戦の危機を救うイブラヒモヴィッチのゴール


AC-Milan.gif ACミランのスタメン(4-4-2) ●L to R
ボーダー青.gif
GK: マルコ・アメリア
4: ダニエレ・ボネーラ ルカ・アントニーニ チアゴ・シウヴァ イニャツィオ・アバーテ
4: ジェンナーロ・ガットゥーゾ クラレンス・セードルフ ロビーニョ ロドニー・ストラッサー
2: アレシャンドレ・パト ズラタン・イブラヒモヴィッチ
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SUB: フラヴィオ・ローマ(GK)
アントニオ・カッサーノ マッシオ・オッド アレクサンダー・メルケル
ソクラティス・パパスタソプーロス マリオ・ジェペス ブルーノ・モンテロンゴ
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監督: マッシミリアーノ・アッレグリ

Udinese_calcio.gif ウディネーゼのスタメン(3-5-2) ●L to R
ボーダー青.gif
GK: サミール・ハンダノヴィッチ
3: クリスティアン・サパタ メディ・ベナティア マウリツィオ・ドミッツィ
5: ジョヴァンニ・パスクアーレ ギョクハン・インレル アルメン・アブディ マウリシオ・イスラ クワドォー・アサモア
2: アレクシス・サンチェス アントニオ・ディ・ナターレ
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SUB: エマヌエレ・ベラルディ(GK)
アンドレア・コーダ エマニュエル・バドゥ ヘルマン・デニス
ベルナルド・コッラーディ フアン・クアドラード パブロ・アルメロ
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監督: フランチェスコ・グイドリン



7シーズンぶりのスクデットを狙うミラン

前節終了時点の順位は、ACミランは1位(勝点39)。2位のラツィオを5ポイント差でリードしていて、7シーズンぶりのスクデット獲得を目指すという状況です。
対するウディネーゼは8位(勝点26)と好位置。シーズン開幕からの4連敗を考えれば、よくぞここまで立て直したという感じです。

ここまで得点ランキングのリーグトップは11得点のディ・ナターレ。4位タイに9得点でイブラヒモヴィッチとなっています。







>>>前半45分

■ACミランは[ACM]。ウディネーゼは[UDI]で表記です。

ウディネーゼのキックオフで試合開始。ウディネーゼは立ち上がりから攻守両面で積極的です。フォーメーションはインレル1人をアンカーに置いた3-1-4-2のようにも見えます。

6分[UDI]: ペナルティエリア内に侵入したサンチェスの折り返しに、走ってきたパスクアーレがシュート。ここはセードルフが右足でクリアします。

7分[UDI]: 右サイドでボールキープしたディ・ナターレがペナルティエリア内のアブディへパス。ゴールに背を向けた状態でパスを受けたアブディは、ヒールキックでゴール方向へボールを流すと素早い反転から突破してクロスを入れますが、シウヴァがスライディングでカットしてコーナーキックへ。

9分[ACM]: 初めての得点チャンス。ボールは中央のガットゥーゾから左サイドのパトへ。パトはファーサイドへ飛び込んできたイブラヒモビッチ目がけてへクロスを入れますが、手前でドミッツィにクリアされます。

10分[ACM]: コーナーキックのチャンスに、パトがフリーでシュート。しかしクロスバーの上を越えて行きます。

ミランがボールを持てるようになると、ガットゥーゾとアントニーニが積極的に攻撃に絡み、左サイドを中心に攻め込みます。立ち上がりは右サイドへ流れることが多かったイブラヒモヴィッチが、時間の経過とともに中央でボールを受け始めますが、ターゲットができたことでミランの3列目から長いボールが通るようになりました。


16分[ACM]: 左サイドのアントニーニが単独で突破し、中央のイブラヒモビッチへパス。すると飛び込んできたロビーニョへ、イブラヒモヴィッチがダイレクトでヒールパスを送ります。パスを受けたロビーニョはワントラップしてシュートを打ちますが、わずかに枠をそれます。

18分[UDI]: 相手DFの裏へ抜けるイスラへ、ディ・ナターレから絶妙なスルーパスが通り、イスラがゴール前に折り返し。ゴール前のアブディへ通ればチャンスでしたが、しかしセードルフが間一髪でクリア。

22分[ACM]: ドリブルで仕掛けたロビーニョが左サイドからカットインしてペナルティエリア内からシュート。惜しくも枠外でしたが、キレがあるいい動きです。

25分[UDI]: 右サイドを突破したイスラが折り返すと、インレルがミドルシュート。

32分[UDI]: 左サイドからパスクアーレのクロスにサパタがヘディングシュート。

ディ・ナターレのゴールで先制!

34分[UDI]: 右サイドのイスラからパスを受けたインレルがミドルシュート。ボールは右ポストを直撃しますが、リバウンドをディ・ナターレがスライディングで押し込みました。
ミランの選手はディ・ナターレのオフサイドを主張しますが、スロー再生で見る限りではオンサイドです。

40分[ACM]: ペナルティエリアのライン近くでパトがインレルに倒されてセットプレー。キッカーのイブラヒモビッチが直接狙いますが、強烈なボールの直撃を受けたサパタが倒れ込みます。

終了間際の同点弾

45分[ACM]: 同点。ペナルティエリア右角付近からイブラヒモビッチがゴール前へグラウンダーのクロスを入れると、ゴール正面のパトが左足で押し込んで同点に追いつきます。

ここで前半が終了。序盤は攻守に積極的なウディネーゼは押し込む展開でしたが、次第にミランが押し返し、終盤は互角の展開でした。




>>>後半45分

両チーム選手交代はありません。

46分[ACM]: ゴール前。ガットゥーゾがイブラヒモヴィッチへパス。相手DFを背負ったイブラヒモビッチは後方のパトへボールを預けると、パトからパスを受けたガットゥーゾとのワンツーからシュート。

50分[ACM]: イブラヒモヴィッチからのボールをロビーニョがペナルティエリア内からシュート。これはGKハンダノヴィッチが片手でクリア。

サンチェスの勝ち越し弾

53分[UDI]: ウディネーゼに2点目です。右サイドのイスラからのクロスを、ゴール前に飛び込んできたサンチェスが頭で押し込んで2点目です。

57分[ACM]: ゴール前で、イブラヒモヴィッチからのパスを受けたストラッサーがシュートを打ちますが、GKハンダノヴィッチにキャッチされました。
前半はまったく良いところなしだったストラッサーは、これがこの試合初のシュートです。

66分[UDI]: セードルフのボールロストからカウンター。パス1本でディ・ナターレが抜け出すと、ゴール前でボネーラをかわしてシュート。右隅に確実に決めました。

69分[ACM]: 選手交代。セードルフOUT。アントニオ・カッサーノIN。失点の原因となったセードルフにブーイングが浴びせられます。

71分[ACM]: 左サイドのカッサーノからのパスをアントニーニがペナルティエリア内で折り返し。そのボールを相手DFに囲まれながらロビーニョがシュート。しかし枠外です。

73分[UDI]:選手交代。ドミッツィOUT。アンドレア・コーダIN。

75分[UDI]:選手交代。アブディOUT。エマニュエル・バドゥIN

息を吹き返すミランの連続得点

78分[ACM]: チアゴ・シウヴァがゴール前に蹴ったロングボールをベナティアがヘディングでクリア。そのボールがそのままゴールに吸い込まれるようにしてオウンゴール。ミランが1点差に詰め寄ります。

82分[ACM]: ついに同点に追いつきます。左サイドからドリブルで上がってきたチアゴ・シウヴァから、ペナルティアーク付近にいたカッサーノへパス。カッサーノがパトへスルーパスを送ると、それを左足で確実に決めて同点に追いつきました。

84分[UDI]: 選手交代。ディ・ナターレOUT。ヘルマン・デニスIN。

85分[ACM]: 直接フリーキックのチャンス。イブラヒモヴィッチの蹴ったグラウンダーの速いボールは、GKハンダノヴィッチがクリア。

最後まで両チーム譲らず

88分[UDI]: 自陣ゴール前でパトからボールを奪い、そのままカウンター。最後は入ったばかりのデニスが決めて勝ち越しです。勝利がグッと近づいたかに思えましたが・・・。

93分[ACM]: ミランが土壇場で追いつきました。ボネーラからのロングボールをイブラヒモヴィッチがヘッドで落とし、拾ったカッサーノがゴール前に走るイブラヒモヴィッチへスルーパス。これを確実に決めて同点です。

このまま試合終了です。4-4という激しい点の取り合いとなった試合でした。ミランは内容が決して良くはなかったのですが、それでも引き分けるあたりに首位を走るチームの力を感じます。
ウディネーゼの失点シーンは、ちょっとした集中力の欠如が原因。それさえなければ勝利の可能性もじゅうぶんあった試合でした。


>>>得点

35分: アントニオ・ディ・ナターレ(ウディネーゼ)
46分: アレシャンドレ・パト(ACミラン)
53分: アレクシス・サンチェス(ウディネーゼ)
66分: アントニオ・ディ・ナターレ(ウディネーゼ)
78分: メディ・ベナティア(オウンゴール)
82分: アレシャンドレ・パト(ACミラン)
89分: ヘルマン・デニス(ウディネーゼ)
93分: ズラタン・イブラヒモヴィッチ(ACミラン)

ボーダー青.gif
このシーズンの得点王争いを見ますと、最終的にはアントニオ・ディ・ナターレが28得点で得点王を獲得しました。
一方、このシーズンから加入したイブラヒモヴィッチは、その後得点がそれほど伸びず、最終的にはアレシャンドレ・パト、ロビーニョらとともに14得点で仲良く8位タイという結果でした。
もっともイブラヒモヴィッチの場合、チームに対しては自身の得点以上の貢献がありますし、実際に7シーズンぶりのスクデット獲得の立役者でした。







タグ:2010-11
posted by FBACV at 20:00 | Comment(0) | セリエA
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