車内から二人を観察する私とアフロ





雄輝・アフロ
『ん！？』





いきなり電話ボックスへ向かう二人





全く躊躇なく、写メを取ったり受話器を取ったりしている





全く迷いが無いのは若さだろうか





それに飽きると二人は公園の中に歩いて行った





そんな二人は17歳





戻れるものなら戻りたい…





アフロと煙草をふかしながら、昼下がりののどかさに浸る





…15分くらい経っただろうか





再び二人が姿を現した





アフロ
『あいつら何か持ってねぇ…？』





雄輝
『なんやろな？』





近づいてくるにつれ、二人が持っている物が見えてきた





談笑しながら焼き芋を頬張っている二人





雄輝
『それ、どっから持って来たん？』





二人
『おじさんに買わされた〜！！(笑)冷えてて美味しくな〜い。』





そう言うと半分残った芋を森の奥に投げた





アフロ
『うおっ！捨てやがった。』





雄輝
『う〜ん…取りあえず乗りなよ。』





雄輝に促され後部座席に乗り込む二人




雄輝
『つまらんかったでしょ？』





女子高生Ａ
『うん…でもある意味楽しめたかも！』





今回は元々二人が心霊スポットに行きたいと言い出して田原坂に来たのだ





私は『多分昼間は観光地だよ？』と先に言ってはいたのだが…





雄輝
『さて、行くとこないし街ドライブでもすっかねぇ！』





一同
『賛成〜！』





車は熊本駅方面に走り出す





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